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彦島のけしき

山口県下関市彦島から、風景・歴史・ものがたりなど…

下関の民俗 呪的療法3 

呪的療法3


《歯痛》

明石大明神に顔立てする。
またはオキノゴンサマに顔立てをする。

オキノアゴナシ地蔵さんに顔をかける。
一年間、五年間、または一生梨をたべませんといって願う。
(蓋井島)

《イボトリ》

ナスのヘタでイボをこする。

朝露のあるとき、クモの糸を取りイボの付け根に三回巻きつける。
(内日・秋根)

生墓さんの水をつける。
(福江)

《タムシ》

墨でタムシを囲んで輪を描く。

タムシの上に鬼という字を、真っ黒になるまで描く。
(彦島・北九州)

藁でこすり、あと火にくべる。
(安岡)


「下関の民俗知識」中西輝麿著より

Posted on 2019/09/09 Mon. 10:58 [edit]

category: 下関の民俗

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09

下関の民俗 呪的療法2 

呪的療法2


《子供の打ち身》

「親のツバ、親のツバ」といってツバを患部につける。
(市内全域)


《子供の歯ぎしり》

木と木の枝がふれあうのをなおすとよくなる。
(吉田・北九州)


《イノネ》

アラガミ様のススを指でぐりぐりの上につける。

《目イボ》

ツゲの櫛の背を火であぶり、目イボをこする。
(市内全域・北九州)

大豆をまぶたにはさんで井戸端に立ち、「大豆かと思うたら目イボが落ちたよ」という。
(小月)

「大豆かと思うたら目イボが落ちたよ、惜しも惜し」と大豆を井戸に落としながら三回唱える。
(王司・内日・北九州)

ハブソウを濃いめに煎じて飲む。


「下関の民俗知識」中西輝麿著より

Posted on 2019/09/08 Sun. 10:36 [edit]

category: 下関の民俗

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08

下関の民俗 呪的療法1 

呪的療法1


《幼児の夜泣き》

雄鶏の絵を荒神様または寝所に貼る。
夜泣き地蔵さんに、お線香をたいて夜毎にお願いする。
(長府・彦島・安岡)

黒井の杜屋神社の川を掃除すると効果がある。

《子供のチンチンの先またはきんたまの腫れ》

ミミズを水で洗って、もといたところに逃がしてやる。
(市内全域)

火吹竹で、はれのところを吹く。
(六連島)

《子供の疳 虫きり》

虫きりの呪いをする。
オンキリ、オンバタ、オンバタ、オンバタと三回、アブラウンケンソウラバラ テイと唱え、男なら左、女なら右手ののひらに鬼という字を三回書き、一、二、三分握らせ、あと清水で洗い落とす。
白または青色の虫がどんどん出る。数時間、または毎日、繰り返し行う。
(蓋井島)

大豆を年の数ほど真っ黒く煎り、豆腐一丁、油揚二枚持って、伊崎町の鈴ヶ森稲荷に参り、豆腐と油揚は神前にお供えし、大豆は雨だれの落ちる軒下に埋め、この大豆から芽が出るまで、子供の疳が治りますようにとお願いする。
願望成就疑いなし。
(清末)


「下関の民俗知識」中西輝麿著より

Posted on 2019/09/06 Fri. 09:06 [edit]

category: 下関の民俗

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06

下関の民俗 湯治 

湯治


湯谷の久保熊寺宅で鉱泉を沸かしていた。

員光湯場温泉(別名員光温泉)
効能は神経痛、リュウマチ、特に火傷、できもの、あせも、石灰かぶれなどに非常によく効き、長府・清末・小月・勝山・内日など近辺より入湯客が多数あった。

吉見・畑の湯(冷泉)
効能は、あせも、切傷。
現在も吉見上町にある。

神経痛は俵山、胃腸は大分湯平に行った。

腰痛は別府、俵山へ行った。

神経痛、リューマチ、休養のために十日から二十日くらいの予定で、米、味噌、醤油持参で別府鉄輪に行った。

吉見永田の石風呂へ行った。

皮膚病には俵山の下の湯へ行った。
神経痛、リューマチは俵山へ行った。

皮膚病には吉見の冷泉に、火傷には吉見の里に家伝薬を求めに行った。


「下関の民俗知識」中西輝麿著より

Posted on 2019/09/05 Thu. 09:37 [edit]

category: 下関の民俗

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下関の民俗 民間治療法31 

民間治療法31


《カンノムシ》

イナゴの黒焼きを食べさせる。
(安岡・内日・蓋井島)

アカガエルを焼いて食べさせる。
(秋根・彦島)

入道草を煎じて飲ませる。
(内日・彦島)

《小便の出が悪いとき》

スイカまたはキササゲの実を煎じて飲ませる。
(秋根)

アケビの葉の干したのを煎じて飲ませる。
(内日)

《婦人病》

カゴ草を陰干しにして煎じて飲む。
(小月・内日 )

干した大根の葉の湯で腰湯する。
(小月・彦島・内日)

サフランの汁を飲む。
(王司・秋根・旧市内・安岡・彦島・内日)

ヨモギの葉を入れ腰湯する。
(彦島)

《フグ中毒》

砂や土に首だけ出して埋め、汚物(人糞)を食べさせる。
(王司・安岡)

砂に首まで埋め、日本蝋を口にたらしこむ。
(彦島)


「下関の民俗知識」中西輝麿著より

Posted on 2019/09/04 Wed. 10:01 [edit]

category: 下関の民俗

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