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彦島のけしき

山口県下関市彦島から、風景・歴史・ものがたりなど…

永平寺のマメ太鼓 

永平寺のマメ太鼓
福井県の民話


 むかしむかし、意地の悪い姑(しゅうとめ)さんと、おとなしくて素直(すなお)な嫁さんがいました。

 ある日の事、嫁さんが畑にマメをうえようとしている事を知った姑さんは、そのマメをなべでいりました。
 こうすると、マメは芽を出さなくなります。
「おや?」
 嫁さんはそのマメを見て少し変だと思いましたが、そのままマメを畑にうえました。
 嫁さんは毎日毎日、マメの世話をするのですが、マメはいっこうに芽を出しません。
 すると姑さんが、
「お前の育て方が悪いから、マメが一粒もめを出さないではないか」
といじわるく嫁さんをののしりました。
 しかしある日の事、一粒だけがめを出したのです。
 その一粒だけは運良く、いられずにすんだのでしょう。
 そのマメはみるみる成長して、数えきれないほどたくさんのマメを実らせました。
 それを見た姑さんは自分のした事を反省して、それからは嫁さんをいじめなくなりました。

 仲良しになった嫁さんと姑さんは、そのマメの木で太鼓(たいこ)をつくり、永平寺(えいへいじ→福井県吉田郡永平寺町にある曹洞宗の大本山)に寄進(きしん)したという事です。
 その太鼓は今でも、永平寺の宝物の一つになっています。

おしまい
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Posted on 2013/10/23 Wed. 09:49 [edit]

category: 日本の民話

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