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彦島のけしき

山口県下関市彦島から、風景・歴史・ものがたりなど…

潮の花散る【筋ヶ浜】 

潮の花散る【筋ヶ浜】


彦島と伊崎は指呼の間にあり、小瀬戸を漁船が行きかっています。

伊崎の家並みの先には造船工場が数社あり、仰ぎ見るとクレーンが、左右へ忙しく動いていました。

工場の外れで道も途切れ、やがて「彦島大橋」があり、海辺へ下って行くと、北浦の山並、六連島、北九州、彦島の竹ノ子島などが望まれ、風景が一変します。

響灘に面した海辺には、真砂を背景に、大波が千々に散り、潮の花を一瞬の間咲かせては消えていきます。

筋ヶ浜には、昭和40年に運転を開始した公共下水道の終末処理場があり、旧市内地区約二万二千世帯の下水を処理し、衛生的な生活を進めるために、24時間運転をしています。

このほか「食肉センター」があり、年間約2000頭の牛と、豚約8000頭などが処理され、毎年7月には畜霊祭が執り行われます。

金比羅公園下あたりの海辺では、明治のころまで凧揚げが盛んで、揚がっているタコの糸を切って落とす「かけ合い」が行われる日は、応援のために店を閉め、芸者をくり込ませて、三味線が出る、太鼓が出る、歌が出るなどで、日が六連の沖に落ちるまで、金比羅の浜は終日どよめいたということです。

長崎と並んで有名だった凧揚げが、復活する日はないものでしょうか。


下関市教育委員会編「わがふるさと見て歩き」昭和58年発行
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Posted on 2019/11/15 Fri. 09:56 [edit]

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