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彦島のけしき

山口県下関市彦島から、風景・歴史・ものがたりなど…

豊関ことばについて 12 

豊関ことばについて 12

だから、方言は閉鎖的でありながら、その使われる土地によっては実に開放的で流動性の一面も持っている。

他国との交流の激しかった下関では、前述の諸国の言葉を享受し、その見返りとして下関弁を放出した。
そして、言葉の交流はすなわち文化の交流につながり、民族意識の壁を取り除いていったに違いない。

つまり、方言は、地方文化育成の担い手であり、その土着民の誇りとともに生き続けてきたのであった。
それが、いつの頃からか、都会に出て行く者にとっての劣等意識となり、マスコミなどの影響を受けて、急速に消滅し始めたのである。

国語の乱れが云々される今、方言の見直しも、真剣に取り組む時期に到達していると言えよう。


冨田義弘著「下関の方言」赤間関書房刊より
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Posted on 2020/08/12 Wed. 09:03 [edit]

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