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彦島のけしき

山口県下関市彦島から、風景・歴史・ものがたりなど…

戦災を免れたのちの不幸な火災3 

戦災を免れたのちの不幸な火災3

長府大火における東、西、南の各方向については火災のさらなる拡大を防いだ主たる要因がしてきできるが、北方向はどうであったろうか。
信じる信じないは別として、そこには興味深い話が存在した。

長府中之町から長府金屋町に至る商店街には六つの寺があり、寺町の様相を呈しているが、浄土宗法性山本覚寺もそのひとつ。
平成16年に山門を立て替えて木肌も新しいが、馬頭観音に思いを寄せる濱口住職の考えから、山門を飾る木鼻を珍しく馬の頭とし「天馬門」と称している。
そのうえ、再建前の山門を飾っていた龍も移設され、特異なイメージを醸し出している。
それは、長府大火災の際、隣家まで迫った猛火にこの龍が水を吐いて山門を守ったという伝承があることから、町の安全を願って移し、保存したというのである。
大火の中のエピソードが今に息づいているのは興味深い。

(清永唯夫)

図説「下関の歴史」より
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Posted on 2018/11/22 Thu. 08:00 [edit]

category: 下関の歴史論文

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