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彦島のけしき

山口県下関市彦島から、風景・歴史・ものがたりなど…

わが国オペラ界の草分け2 

わが国オペラ界の草分け2

義江の音楽修行は、イタリアで天賦の才能が磨かれ、幸運にも恵まれてロンドンで花開いた。
父の祖国スコットランドで歌い、パリを経て、さらに渡米。
その美貌と歌唱力が話題となりニューヨークタイムスに掲載され、朝日新聞が「我らのテナー」の定冠詞をつけて連載した。
3年ぶりに帰国した義江は、横浜港でおびただしいファンの群れに囲まれ、歓迎をうけた。
帰国後の「藤原義江リサイタル」は熱狂的なブームを巻き起こし、独特のビロードの歌声は観衆を魅了した。
その後は日本全国でのリサイタル、赤盤レコード吹込みなど、音楽人として最高峰の道を歩み続けた。

義江のすぐれた功績は、単にヨーロッパ修行の成果としての外国の歌曲に偏らず、むしろ北原白秋の詩、山田耕筰のの作曲などによる日本の歌曲・民謡に独自の魂を吹込んで響かせたことである。

(武部忠夫)

図説「下関の歴史」より
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Posted on 2018/11/12 Mon. 12:34 [edit]

category: 下関の歴史論文

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