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彦島のけしき

山口県下関市彦島から、風景・歴史・ものがたりなど…

維新に身を投じた豪商志士3 

維新に身を投じた豪商志士3

ことに高杉晋作に対する援助は、奇兵隊への資金提供、あるいは愛人おうのを預かるなど公私にわたり、ふたりの信頼関係は深いものがあった。
しかし、その高杉も志半ばで没し、長年蓄積されてきた白石家の資産も、高杉が手紙に「少々蓄え候黄金借り出しつくされ、飲みつくされ」と記しているように、維新の活動に全て投じて家財も傾き、晩年はその功を誇ることもなく、明治10年に赤間神宮の宮司を拝命。
同13年8月21日に病により没した。
享年69歳であった。

白石邸が接していた海も、今は埋め立てられて国道191号線が走り、屋敷跡は中国電力下関支社の社屋となっているが、その一角には高さ1.4メートルの「白石正一郎旧宅趾」の碑と、これに並んで高さ1メートル、幅1.4メートルの「高杉晋作奇兵隊結成の地」の碑が建てられている。

ともあれ安政四年9月12日に始まる正一郎の詳細な日記が、下関に関わる維新史の第一級資料として、貴重な遺産となっている。

(清永唯夫)

図説「下関の歴史」より
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Posted on 2018/11/02 Fri. 08:54 [edit]

category: 下関の歴史論文

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