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彦島のけしき

山口県下関市彦島から、風景・歴史・ものがたりなど…

維新に身を投じた豪商志士1 

維新に身を投じた豪商志士1

下関の明治維新を語るとき、白石正一郎の存在を抜きにして語ることはできない。

白石邸のあった赤間関の竹崎は、長府藩領のなかでの海への玄関として一部清末藩領となっており、白石家ははその清末藩の御用商人、また大年寄で、この地で荷受問屋を営んでいた。
小門の海に面して裏門が開かれていたことから、多くの志士たちが船で裏門から出入りしていた。

白石家は本来、四国越智一族の出で、何代か前に小倉から当地に移ってきたということで、屋号を小倉屋と称した。
幕末時の当主正一郎は文化九年3月7日、白石卯兵衞資陽の長男として生まれ、幼名龍之介で、正一郎、資興と称したが、のちに毛利家に興丸君が誕生したことから「興」の字をはばかって資風と改めた。

正一郎は人となり忠実で気概に富み、若年の頃より鈴木重胤に国学を学び、熱心な尊王家で。また和歌にも優れた文化人であった。
一方で商人としても広い視野を持ち、安政年間より薩摩との交易に尽力、西郷隆盛などの信頼も得て、薩摩藩の御用達も務めた。

(清永唯夫)

図説「下関の歴史」より
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Posted on 2018/10/31 Wed. 10:48 [edit]

category: 下関の歴史論文

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