彦島のけしき
山口県下関市彦島から、風景・歴史・ものがたりなど…
えびす湯


えびす湯
下関市今浦町5-6
電話 0832-22-7118
【営業時間】15:00~21:30
【定休日】土曜日
下関駅から北西へ徒歩7~8分の新地かいわいは、山裾に沿ってカーブする路地が渋いエリア。
その中に1軒の古い銭湯がある。
中に入ると狭いタタキに番台があって、小さなおばあさんがおられる。
脱衣場はウナギの寝床的に細長い。板張りの床がまるで廊下みたいやん。
はるかイニシエの時代に時間が止まったきりながらも今なお現役営業中という奇跡の空間だ。
粛々と裸になって浴室へ。
ここもまた細長い。ウナギよりドジョウかも。
しかしこれが地方銭湯ならではの味わいだ。
都市部にはもはやこのサイズの銭湯は存在せえへんもんね。
女湯との隔壁に沿って小さな主湯がある。
お湯が妙に少ない。
先客のオヤジに「お湯が少ないですね」と言うと、
「ああ。さっきまでいたじいさん連中が湯船から湯をかい出して体を洗うけん」 とのこと。
カランは反対側の壁に並んでいるが、みんなで湯船のへりで語らいながら体を洗う習慣が高齢者に定着しているのだろう。
もちろんそれで悪くない。
奥に小さなくすり湯、手前に水風呂があるのは有難い。
行ったり来たりしているうちに、減っていた主湯の湯が熱く沸いてきたので水を足し、湯量を増やしていく。
なんやちょっと楽しいわ。
ダラダラ入って上がり、脱衣場でぼーっとする。
壁に町田忍さんのサインがある。
これもまた同湯の歴史を彩るレトロアイテムの一つのように感じられた。
山口県の激渋銭湯より
http://www.sairosha.com/meisento/yamaguti.htm
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