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彦島のけしき

山口県下関市彦島から、風景・歴史・ものがたりなど…

漁業者の団体組織と漁業発達の影響2 

漁業者の団体組織と漁業発達の影響2


現在のちょうど大和町の位置が沖の洲にあたり、往時の小瀬戸の入り口で潮流の激しいところでありました。
海底には砂や泥が堆積して浅瀬となり多くの海藻が繁茂しておったのであります。
干潮時の際はこの一帯が、一面に毛布を敷き並べたような海面から姿を表しておりました。

したがって、各種の魚の産卵・孵化に御誂え向きの良い漁場であったのであります。
産卵期になりますと、内海方面からも外海方面からも、この浅瀬を目指して集まる魚の種類もおびただしいものでありました。
したがってこの付近の漁師にとりましては、唯一の軒先漁業として繁盛してきたのであります。

この場所に最も長期間滞留するのが「ボラ」でありました。
このボラの最盛期に入りますと、海士郷・伊崎・竹崎・壇之浦の漁業者はもちろん、遠く北九州の各地や山口県の秋穂などから、交代制で「マカセ」というボラを専門に獲る網船を繰り出して盛んに捕獲したのであります。


古老が語る郷土の今昔「ひこしま発展誌」より
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Posted on 2019/03/08 Fri. 10:03 [edit]

category: ひこしま発展誌

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