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彦島のけしき

山口県下関市彦島から、風景・歴史・ものがたりなど…

地域の史実と口碑伝説18 

地域の史実と口碑伝説18


そしていまだ新聞は普及していないため、港が唯一の情報や流行の窓口でありました。
したがって各部落から買い物に来たり、物売りにくる人たちで終日賑わっておりました。

郵便局も島内で最初に設置されました。
明治38年、今の日東硫曹株式会社の前身である、大阪硫曹株式会社の工場が出来たのもこれまた島内最初で、しかも下関でも最初の大工場であります。

その前年の明治37年には家畜検疫所が設けられまして、輸入牛等の検疫を行いました。
この輸入頭数も年々増加し、大正から昭和の初めにかけて、朝鮮から年間六万頭近くの成牛を輸入検疫しておりました。

この検疫済みの牛数百頭を一時に移送するのに、労務者一人が10頭づつ引っ張って、福浦から海士郷の渡船場までそびき、さらに小さい船に満載しまして下関に渡しました。
その光景は天下無類の珍風景であったのであります。

現在は新しく脱皮した第二の福浦を夢見ているところであります。


古老が語る郷土の今昔「ひこしま発展誌」より
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Posted on 2019/01/16 Wed. 10:26 [edit]

category: ひこしま発展誌

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