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彦島のけしき

山口県下関市彦島から、風景・歴史・ものがたりなど…

地域の史実と口碑伝説7 

地域の史実と口碑伝説7


試合の場所は舟島、すなわち今の巌流島ということになりました。
慶長17年、今から約350年前になりますが四月十三日両剣豪の決闘となります。
時に小次郎十八歳、武蔵二十九歳でありました。

小次郎は早朝から身支度におよび門弟に送られて島に渡り、武蔵の来るのを今や遅しと待ち構えていたのであります。
ところが武蔵は夕刻を過ぎましても姿を現さないので小次郎は苛立ってきました。

一方武蔵は前夜密かに小倉をたって、下関阿弥陀寺の船問屋小林太郎左衛門の家に留まりました。
これは武蔵が家老職の長岡興長に気兼ねしたものでありまして、まことに思慮深い行動であったと言わねばなりません。

武蔵はその朝遅く起きまして、船頭から櫓をもらって自らこれを削り木剣を作っておりました。
長岡興長は武蔵が昨夜からいないので、八方手を尽くして探し、ようやく所在をつきとめたのであります。


古老が語る郷土の今昔「ひこしま発展誌」より


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Posted on 2019/01/04 Fri. 11:44 [edit]

category: ひこしま発展誌

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