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彦島のけしき

山口県下関市彦島から、風景・歴史・ものがたりなど…

平家踊り「ヤットエーソラエのヤットエノエ」と彦島 

平家踊り「ヤットエーソラエのヤットエノエ」と彦島


平家の持仏をまつっている本村町にある西楽寺。
この寺を開いた西楽法師が、ある時お寺にお参りに来ていた里人の心の内を聞きました。
壇ノ浦の合戦から90年も経ったある日のことでした。
彦島の里人の多くは平家の落人で、90年たった今でも平家の再興の日を心待ちにしながら日々の瀬手活を送っていました。
西楽法師は平家の再興を願うことももっともなこととは思いましたが、もう現在は鎌倉の時代となり、平家の一門もその中心は壇ノ浦の海に沈み、残った武者も、この彦島をはじめ全国にちりじりになっており、平家の再興はもはや望むことの出来ないものであることと思いました。
西楽法師は、何日もの時間をかけて、平家の再興のことは忘れ、彦島の開拓や自分の子孫がこの島で幸せに暮らせるようになることだけを願い、開墾や農作業に精を出すよう、里人達を説得しました。
里人はなかなか納得しませんでしたが、やがて西楽法師に心を開き、そのすすめを受け入れました。
西楽法師は「良かった、私の言っていることをわかってくれましたか。本当に良かった。(ヤットエー、ソラエノ、ヤットエノエー)」と涙を流しました。
里人達も「私たちの未来はすべて法師にお任せして、彦島の開拓に励みましょう。(アーリャ、アリャマカショイ)」と誓ったとの事です。(十二苗祖の誓い)
この時の会話が、毎年の地蔵まつりの踊りに取り入れられ、やがて「平家踊り」へと発展していったとのことです。


彦島商店会発行「もっと知りたい! 彦島」より
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Posted on 2019/06/28 Fri. 09:17 [edit]

category: 彦島あれこれ

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