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彦島のけしき

山口県下関市彦島から、風景・歴史・ものがたりなど…

下関の民俗 民間治療法14 

民間治療法14


《シャックリ》

柿のへた、または種を煎じて飲む。
(王司・長府・彦島)

砂糖、あめ、サイダーなどを飲む。
(長府)

びっくりさせる。

《心臓病》

卵の油を飲む。
(旧市内・彦島・内日)

サフランの汁を飲む。
(内日)


「下関の民俗知識」中西輝麿著より
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Posted on 2021/09/30 Thu. 09:53 [edit]

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下関の民俗 民間治療法13 

民間治療法13


《仏風邪》

普通のカゼではなく、蓋井島では「いきあいカゼ」といっている。
死霊または水子霊のたたりによるものと考えられており、症状は突然悪寒、高い発熱が普通。
カゼかマラリヤとよく似た症状で、患者は夢の中、あるいは目覚めていても三、四歳くらいの男の子がそばに出没するのが見える場合が多いという。
特に感冒の流行時に多発。治療は火葬場の人骨を粉にして飲む。
この際、心から死者の霊の成仏を祈らねばならない。


「下関の民俗知識」中西輝麿著より
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Posted on 2021/09/29 Wed. 09:18 [edit]

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下関の民俗 民間治療法12 

民間治療法12


《解熱》

レンコンの節を煎じて飲む。
(旧市内・内日)

ミミズのあぶらを飲む。
(安岡)

オオバコと食塩少量をすりつぶし、汁を小さな湯呑み一杯飲む。
オオバコの実を煎じて飲んでもよい。
(蓋井島)


「下関の民俗知識」中西輝麿著より
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Posted on 2021/09/28 Tue. 10:43 [edit]

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下関の民俗 民間治療法11 

民間治療法11


《風邪》

だいだい汁かショウガ汁を熱湯にとかして飲む。

卵黄と砂糖少々を酒の熱燗で飲んで寝る。

梅干しの黒焼き、玉子酒を飲む。
(内日)

栗ガユを食べる。
(内日)


「下関の民俗知識」中西輝麿著より
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Posted on 2021/09/27 Mon. 10:09 [edit]

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下関の民俗 民間治療法9 

民間治療法9


《乳のこわり》

メダカを四、五尾、生きたまま呑む。
(清末・王司・彦島・蓋井島)

コイのウロコを乳の上に貼る。
(内日)

サイテン草をつける。
(吉田)

ゴボウの種を五、六粒飲む。
(王司)

《乳の出が悪いとき》

ハコベを煎じて飲むか、おひたしにして食べる。
(王司)


「下関の民俗知識」中西輝麿著より
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Posted on 2021/09/22 Wed. 11:18 [edit]

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