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彦島のけしき

山口県下関市彦島から、風景・歴史・ものがたりなど…

穴門 

穴門


下関という地名の古い呼び方に“穴門”(あなと・穴戸とも書く)があります。
穴門というのは、もともと早鞆の海峡のことをいうのですが、ある説によると、今から1800年くらい前に三韓に兵を出したとき陸続きだった土地を、仲哀天皇が六年の歳月をかけて、掘り下げ、いまの海峡にしたといいます。

また別の説によりますと、もともと陸続きでしたが、その下に、わずかに水門のような穴が通じて、潮が流れていたため“穴戸”といったとあります。
そして、神功皇后が三韓に兵を進められる途中、豊浦の浜(長府の浜)からここを通過するとき、軍船が通れないので天地の神様にお願いしたところ、この穴戸の陸地は左右に開き、山の一部が西の海中に沈んで“引き島”(いまの彦島)になったといいます。


(注)
上代の頃、村の名を好い名に改めるようにという令が出され、“穴”という暗い感じから“長”という明るい感じの字に改め、“長門の国”となったとも云われています。


『下関の民話』下関教育委員会編
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Posted on 2020/05/12 Tue. 09:17 [edit]

category: 下関の民話

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