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彦島のけしき

山口県下関市彦島から、風景・歴史・ものがたりなど…

海水浴場の残影はなく【武久】 

海水浴場の残影はなく【武久】


響灘から吹き寄せる風は、白波に勢いをつけ、木々を揺らして通り過ぎていきます。

筋ヶ浜から武久までの海辺は、干潮の時には渚を伝って歩けそうですが、危険な場所もあり、金比羅公園の下あたりは、海岸から2、30メートル上の道を進みます。

武久川を渡ると、多くの方に親しまれた海辺「武久海水浴場」です。

しかし、武久海水浴場と呼ばれたのは、開設された大正11年から昭和30年ごろまでで、松林の中に遊園地があり、無料脱衣場、休憩所、公衆電話まで設けられ、大賑わいだったそうです。

松の並木は、戦時中、松根油を採取することなどで切り倒され、徐々に姿がなくなり、現在では一本の松もなく、また、砂にかわって小石の打ち敷く海辺からは、昔日の面影をしのぶことはできません。

武久から垢田海岸へは、市内でも代表的な新興住宅団地の武久団地や、新垢田町を経て進むことになり、建ち並ぶ住宅横の児童公園には、子供の歓声がいっぱいでした。


下関市教育委員会編「わがふるさと見て歩き」昭和58年発行
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Posted on 2019/11/14 Thu. 10:53 [edit]

category: わがふるさと見て歩き

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下関とクジラの歴史2 

下関とクジラの歴史2

大陸などへ販売を拡張

明治も後半になると、捕鯨の方法も銛や網を使う方法から、近代的な砲を使った「ノルウェー式捕鯨」へと進展し、捕鯨頭数も飛躍的に増加します。

日和山に顕彰碑のある、岡十郎と山田桃作によって、明治32年、日本遠洋漁業が創立されると、その出張所が下関に置かれました。
すると、西村宗四郎は、岬之町に、「西宗商店」を創立し、鯨油・鯨肉などの一手販売を行い、北海道から九州・朝鮮・満州・台湾を販路とし、その規模は関西随一を誇りました。

このころ、国内はもとより、満州や台湾を販路とし、海上運輸、木材・食品と多方面にわたって、流通業を営んでいたのが、南部町に建物が現存する「秋田商会」です。
その規模は、三井・三菱に負けるなを合言葉とし、機密保持と経費節約から、社内専用の「電信暗号帳」までありました。

クジラに関し、電文を紹介しますと、「鯨頼む」は、「クユ タム」となり、7字が4字で節約できるうえ、電文の意味は、全く不明ということになります。

明治時代は、クジラの流通基地・下関でしたが、明治末の37年、兵庫県明石から下関へ本拠を移し、林兼商店を創業した中部幾次郎によって、クジラとの関わりは、さらに大きくなっていきます。
ちなみに「林兼」の語源は、中部幾次郎の祖父・兼松が、屋号を林屋といっていたことによるものです。


安富静夫著「関門海峡雑記帳」(増補版)より
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Posted on 2019/11/14 Thu. 10:32 [edit]

category: 関門海峡雑記帳

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海峡が見守ってきた歴史に思いもはせる 

海峡が見守ってきた歴史に思いもはせる

壇ノ浦の合戦に敗れ、平家一門は滅亡しました。それは、中世から近世へ、貴族から武士へと、時代が動いた瞬間でもありました。武士の時代は徳川幕府の大政奉還までの約700年間続きます。そして、その終わりを招いた明治維新は、同じこの関門海峡で勃発した攘夷戦(馬関戦争)を引き金に始まりました。ここ壇ノ浦古戦場跡は、幕松の攘夷戦で外国船に砲撃した砲台跡でもあるのです。歴史は繰り返す…。海峡が見守って来た歴史を振り返る時、その思いはいっそう胸に迫ってきます。

赤間神宮

平清盛の孫である安徳天皇を祀る赤間神宮。境内には平家一門の塚である七盛塚があり、宝物殿には重要文化財に指定されている「長門本平家物語」をはじめとした源平ゆかりの書物や絵図などが多数陳列公開されています。

安徳天皇阿弥陀寺陵

幼くして亡くなった安徳天皇のお墓で、中国地方唯一の御陵。引き上げられたご遺体は、伊崎町にある御旅所と呼ばれる地にひとまず安置されていました。

平家の一杯水

壇ノ浦の合戦で肩と足に深手を負い、命からがら岸に泳ぎ着いた平家の武将が、この場所で小さな湧き水をみつけました。喉をうるおそうとすすったその水は真水でした。しかし、夢中になって2度目を口にしたところ真水が塩水に変わっていたという伝説が残されており、現在は鳥居が建てられています。

紙芝居

みもすそ川公園内では、「歴史体感☆紙芝居」を開催中。ほぼ1年を通して毎日、武者姿の読み手が下関で繰り広げられた歴史などを題材に紙芝居をが行われています。


下関たのしい旅のコンシェルジュ「楽しも」より
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Posted on 2019/11/14 Thu. 09:35 [edit]

category: 下関あれこれ

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