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彦島のけしき

山口県下関市彦島から、風景・歴史・ものがたりなど…

キツネの仇討ち 

キツネの仇討ち
山口県の民話


 むかしむかし、藤六(ふじろく)という百姓(ひゃくしょう)が旅から村に帰る途中、村はずれの地蔵堂(じぞうどう)のかげで一匹のキツネが昼寝をしているのを見つけました。
「よく寝ておる。しかし、キツネの尾は大きいものじゃ」
 見ているうちにイタズラしたくなり、藤六はそばにあった棒きれでキツネの尾をたたきつけました。
 キツネはビックリして、
「キャーーン!」
と、なきながら山の方へ逃げて行きました。
「尾をたたかれたんじゃ。いくらキツネでも化ける間もあるまいて。ワハハハハハ」
 藤六は大笑いしながら、自分の家へと向かいました。
 さて、その日のタ方の事です。
 その村の五作(ごさく)という百姓がのら仕事を終えて家へ帰ろうとすると、やぶのかげでキツネがしきりにしっぽをふりまわしています。
 見ていると、キツネは旅に出ているはずの藤六に化けて、すたすたと村の方へ行ってしまいました。
「ははーん、キツネめ、藤六に化けて村の衆をたぶらかそうというんじゃな。よし、化けの皮をはいでやる」
 五作がいそいで家へ帰ると、なんと藤六と五作の女房が、なにやら楽しそうに話しをしています。
「キツネめ、もうおれの家にきてやがるな」
 五作はそっと裏口にまわり、棒きれをにぎりしめると、
「キツネめ、これでもくらえ! おれはきさまが藤六に化けるのを、この目でちゃんと見たぞ!」
と、藤六をなぐりつけました。
「ちがうちがう。わしは藤六じゃ。今日旅から帰ったんで、みやげを持ってきたんじゃ」
「なにっ。では、まことの藤六か」
 やっと本物の藤六とわかった五作は、山の畑で見たキツネの話をしてあやまると、藤六もキツネにイタズラした話をして、
「はあ。わしはキツネに仇討ち(かたきうち)されたわい」
と、言って、苦笑いしたという事です。


おしまい
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Posted on 2019/06/17 Mon. 12:23 [edit]

category: 山口むかし話

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下関観光検定061 

【質問】

日和山公園には、高杉晋作像のほかに、維新にまつわるエピソードをもつ燈籠があります。
この燈籠はなんと呼ばれているでしょうか。

【答え】

つかずの燈籠

【解説】

この燈籠はもと壇之浦に置かれていました。
観音崎の問屋が海岸で財布を握っていた水死体を見つけて手厚く葬り、そのお金の助けで大金持ちに。
主人は霊を慰めるため大きな燈籠を造って壇之浦の海岸に建立。
そして維新の頃、報国隊が招魂場をつくることとなり、この燈籠を運ぶ途中に料理屋にぶつけ店を壊して、文句を言った主人を返り討ちに。
主人は「燈籠の灯を消してやる」と恨みの言葉を残して死んだそうです。
以来、この燈籠に灯をつけてもすぐに消え「つかずの燈籠」と呼ばれるようになりました。
昭和11年に貴船町(旧豊町清水坂)から日和山に移されました。


関門海峡歴史文化検定問題集より 下関商工会議所発行
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Posted on 2019/06/17 Mon. 11:45 [edit]

category: 下関観光検定

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彦島西山の化石層 

彦島西山の化石層

下関市指定文化財
指定年月日 昭和46年7月22日

西山海岸一帯や六連島には、北九州の芦屋層群に属す化石を含んでいる砂岩の層が広く露出しているのが見られ、この海岸を天然記念物「彦島西山の化石層」として文化財にしています。
地質時代、新生代古第三期漸新世(約3000万年前)の頃、彦島周辺海域に生息していた生物の化石(二枚貝のグリキメリス、ハマグリや、マキガイ、カニ、エビ、ヒゲクジラ、ペンギンモドキ、サメ等)が発見されています。

(下関市教育委員会現地資料より)
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Posted on 2019/06/17 Mon. 11:30 [edit]

category: 彦島あれこれ

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