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彦島のけしき

山口県下関市彦島から、風景・歴史・ものがたりなど…

長者の森 

長者の森
山口県の民話


 むかしむかし、ある山のふもとに二軒の家がありました。
 二軒の家は、どちらも貧しい炭焼きの家でした。
 ある日の事、一軒の家には男の子が、もう一軒の家には女の子が生まれました。
 そして二人の父親は、子供たちが大きくなったら結婚させる約束をしました。
 ところがこの女の子には、山の福の神がついていました。
 女の子が山へ行くと、ただの木の葉や石ころまで、みんなお金にかわってしまうのです。
 そんなわけで、女の子の家はお金持ちになっていきました。
 しかし男の子の家の方は、あいかわらず貧乏なままでした。
 やがて二人の子供が年頃になったころ、男の子の父親はむかしの約束を思い出して、息子を婿にしてくれと女の子の家に申し出ました。
 女の子の父親は約束を守り、二人は夫婦になりました。
 福の神のおかげで家はますます豊かになっていき、長者屋敷といわれる屋敷には、蔵がいくつもいくつも建ち並びました。
 さてそうなると、主人にはおごりが出てきました。
 遊びに出て夜遅く戻っては、冷めてしまった料理を見て、
「こんな冷たいものを、食べられるか!」
と、妻をどなりつけるのです。
 そこで妻は考えて、ある夜、熱いそばがきを出しました。
 しかし、ぜいたくに慣れた主人は、
「なんだ、こんなまずい物!」
と、言うと、足で蹴り飛ばしたのです。
 すると、ザワザワという音と共に、蔵からたくさんの穀象虫(こくぞうむし)と白い蛾(が)が出てきました。
 それは主人のふるまいに怒った福の神が、米を全部虫や蛾にしてしまい、自分も立ち去って行く姿だったのです。
 それからは主人は何をしても失敗ばかりで、やがて広い屋敷もなくなり、一家は行方知れずになってしまいました。
 それから月日が流れて、かつての長者屋敷は森になりました。
 人々はそれを「長者の森」と呼び、ぜいたくやおごった心を持たぬようにとの、戒めにしたということです。

おしまい
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Posted on 2019/06/15 Sat. 09:47 [edit]

category: 山口むかし話

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下関観光検定060 

【質問】

高杉晋作は、四境戦争のさなかに病に倒れます。
慶応3年4月14日、満で27歳と7ヶ月の短い生涯を閉じました。
高杉は死の数日前、最後の力をふりしぼるように「おもしろきこともなき世をおもしろく」と、歌の上の句を書いて、傍らにいた人に、あとを続けるように渡し「すみなすものは心なりけり」と返した人に、「おもしろいのう」と微笑みをもらしたといわれています。
さてこのとき傍らにいて「すみなすものは心なりけり」と書いた人はだれだったでしょうか。

【答え】

野村望東尼

【解説】

高杉晋作は、小倉口の激戦を指揮するさなか、病に倒れます。
戦列を離れた晋作は、新地の桜山神社下の小さな家で、愛人おうのと、かつて世話になり姫島から救出をはかった野村望東尼と三人で住むことになりました。
病が重くなり、妻・雅子が萩から出てきて看病にあたることになり、新地町の豪商・林算九郎宅の離れ屋敷に移りました。
そして慶応3年4月14灯午前2時、満27歳と7ヶ月余りの短い生涯を閉じました。
晋作は、死の数日前、最後の力をふりしぼるように「おもしろきこともなき世をおもしろく」と上の句を書いて、見舞いに来ていた野村望東尼に後を続けるようにと渡し「すみなすものは心なりけり」と書いた望東尼の下の句に「おもしろいのう」と微笑をもらしたといわれています。


関門海峡歴史文化検定問題集より 下関商工会議所発行
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Posted on 2019/06/15 Sat. 09:29 [edit]

category: 下関観光検定

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清盛塚案内板 

清盛塚案内板


清盛塚

寿永3年(1183)中納言平知盛は亡き父清盛の遺骨を携えてこの彦島に入り
平家最後の砦と定めたこの丘陵の小高い場所に納骨して墓碑を建立した。
翌年4年3月24日壇ノ浦の合戦に出陣したが、再興の夢ははかなくも渦潮の中に消え失せた。
墓碑は永年無名のまま荒地に放置されていたが
昭和4年土着の歴史に詳しい人達の手によって清盛塚と刻まれた。

祇園精舎の鐘の声 諸行無常の響あり

昭和62年10月
郷土史家 澤 忠宏 記

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Posted on 2019/06/15 Sat. 09:17 [edit]

category: 彦島あれこれ

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