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彦島のけしき

山口県下関市彦島から、風景・歴史・ものがたりなど…

下関観光検定038 

【質問】

源平最後の合戦、壇之浦の戦いで、幼い天皇を抱いて海峡に入水された女性はなんという方でしょうか。

【答え】

二位尼

【解説】

京都を追われた平家一門は、安徳帝を奉じて福原、屋島、長門の国へと追われていきます。
源平最後の合戦、壇之浦の合戦では、安徳帝をはじめ祖母の二位尼、母の建礼門院など船に乗って戦の場にいました。
平家の敗色は濃く、平知盛は全軍に覚悟を呼びかけ、安徳帝を抱いた二位尼は海に身を投じました。
みもすそ川公園の「壇之浦古戦場址」の碑は昭和49年3月に、この公園の完成を記念して建てられたもので、裏面には「今ぞ知る御裳濯川の流れには波の下にも都ありとは」の「源平盛衰記」からとった二位尼の辞世の歌が刻まれています。
いまひとつ「二位尼辞世歌碑」も、市が同じときに建てたもので、「長門本平家物語」により、「今ぞ知る身もすそ川の御ながれ波の下にもみやこありとは」となっています。


関門海峡歴史文化検定問題集より 下関商工会議所発行
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Posted on 2019/05/24 Fri. 10:48 [edit]

category: 下関観光検定

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彦島大橋と六連島 

ひこしま昔ばなしより
彦島大橋と六連島
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Posted on 2019/05/24 Fri. 10:18 [edit]

category: ひこしま昔ばなし

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フカの恩返し 

フカの恩返し


昔むかし、この港の沖にはフカ、サメ、クジラがたくさんやってきました。
その港にある小浜の丘に、おじいさんとおばあさんが仲良く暮らしていました。

野や山に若葉が美しく、海にトビウオが跳ねる季節のことです。

ある夜、浜辺の方から苦しそうなうめき声が聞こえてきました。
声は朝まで続いたのです。

おじいさんは空が白むのを待って、浜へ降りてみました。
すると、血の匂いがつんと鼻をついてきました。
近寄って行きますと、そこには大きなフカが腹を血まみれにして苦しんでいます。
傷口を見ますと、どうやら漁師に追い詰められて銛を打ち込まれたようでした。
フカは涙ながらに助けを求めるようでした。

おじいさんは、おばあさんを呼びに帰り、手当の用具をかかえて再び浜へ降りていきました。

おばあさんは、
おお、かわいそうに
と、つぶやきながらフカの傷口のぬぐい、おじいさんがチドメグサをもんだ液を傷口にすりこんでやりました。

しばらくすると、フカは痛みがおさまったらしく、うめき声もとまり、すやすやと眠りにつきました。

その間におじいさんは、フカの餌にする魚を釣りに出て行きました。
やがて目を覚ましたフカに餌を与えると、とても美味しそうに食べていました。

おじいさんとおばあさんは、その日から日課のようにフカの面倒をみました。
フカが日に日に元気を取り戻すがうれしくてなりませんでした。

季節も梅雨に入り、毎日雨が続きました。
ある朝、いつものようにおじいさんが浜に降りると、なぜかフカの姿が見えません。
驚くやらがっかりするやらで、気が抜けたようになりました。

老夫婦は思い直し
フカは仲間のいる海に帰ったのじゃろう。それがいい。
と、言いながらあきらめました。

梅雨が上がり、土用の寝苦しい夜のことでした。
おじいさんの枕元にフカの主が現れ
このたびは、仲間のフカが大変お世話になりました。
おかげで仲間も元気になって私どものところに帰ってきました。
と言って深々と頭を下げました。

さらに言葉を続け、
私たちフカが漁師に見つかると、いつも生け捕りされるか傷を負わされます。
この世で人間ほど恐ろしいものはありません。
その人間の中で、このようなおじいさんおばあさんがおられることを、初めて知りました。
言い終わるや、フカの主の姿はすうーっと消えてしました。

まもなく、港の中がざわめき、大きな魚の大群が寄せてくるような音が聞こえてきました。
音は夜明けまで続きました。

浜に降りたおじいさん、おばあさんは、あっと驚きました。
沖の瀬から港の中ほどまでの泥沼がなくなって、海が深く澄み切って、見違えるようになっているではありませんか。

こりゃあ不思議なことじゃ。
フカの大群が一晩中かかって港や港口の泥を吸い込み、沖に捨てたのじゃろう。
と、老夫婦は話し合いました。
おじいさんは、
私たちに恩返しのお礼をしたのじゃろう。
なんと感心なフカじゃ。
と言って大喜びでした。

それから後は、磯に海藻が育ち始め魚も増えてきました。
深くなった港には大きな船も出入りするようになりました。

その後、毎年土用の季節になると、港に数頭のフカがお礼参りに入ってきたといわれています。


藤井かくいち著「海辺の昔ばなし」より
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Posted on 2019/05/24 Fri. 10:02 [edit]

category: 山口むかし話

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