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彦島のけしき

山口県下関市彦島から、風景・歴史・ものがたりなど…

わらしべ長者 

わらしべ長者


むかし、むかし、周防国(すおうのくに)の貧しい男が、京の清水(きよみず)の観音様に金持ちになるよう願をかけました。

すると、夢の中に観音様があわられ
「寺からのかえり道、最初に手をふれたものを大切にもってかえるがよいぞ」
と、告げられました。

そのかえり道、男は、どうしたはずみか転んでしまい、一本のわらしべを手にしました。
「これが観音様からのさずかりもんか」と、男は、わらしべ一本をみやげに周防国にかえることにしました。

すると、あぶが一匹、うるさくとびまわるので、男は、あぶをつかまえて わらしべでしばり、もってあるきました。

しばらく行くと、大名行列が通りかかりました。
小さな若さまは、あぶをもって歩く男をみて「あれがほしい」と、泣き出してしまいました。
男はちょっと困ったようでしたが
「よろしゅうござります。さぁ、これをおもちくだされ」と、わらしべを差しだしました。
すると、奥方はお礼にと大きな蜜柑(みかん)を三つ、男に渡しました。

「あれまあ、わらしべがこねえに大きな蜜柑になったわい」と、
男はまた歩きだしました。

またしばらくいくと、道端で休んでいる呉服屋が男をよびとめ
「のどがかわいて困っているのじゃがどこか、水はないじゃろうか」と、たずねました。
しかし、あたりには川も井戸もみあたりません。
「そねえにのどがかわいちょるのなら蜜柑を三つあげるから、たべてみなされや」
と、蜜柑をさしだすと、呉服屋は、たいへんよろこんで、男に反物(たんもの)を三反、渡しました。

男は、「これも観音様のごりやく」と旅をつづけていきました。

それからまたしばらく行くと、息もたえだえに道端にたおれた馬をどうしたものかと相談している侍(さむらい)と家来に出会いました。
それを聞いた男はとっさに「このわたしにおまかせくだされませ」と、一反の反物と馬を交換しました。

それから男は、馬を看病しながら
「どうぞこの馬を生きかえらせてくださいませ」と、観音様に祈りました。
すると、馬はしだいに元気をとりもどし、えさを与えて馬具をつけてみますと、それはもうりっぱな馬になりました。

数日後、備後国(びんごのくに)の大きな家の前を通りかかると
「わしの屋敷や田畑をあずけておくから、旅からかえってくるまで、その馬をかしてはくれまいか」
と、主人は男にたのみました。

こうして一年が過ぎましたが主人は帰ってきません。
とうとう男はその家の主人となり何不自由なくくらしたということです。

(都濃・佐波・吉敷郡)


山口銀行編纂 山口むかし話より転載
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Posted on 2019/05/08 Wed. 10:16 [edit]

category: 山口むかし話

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下関観光検定022 

【質問】

彦島の老の山公園の海側のふもとで、赤い屋根の風車があり、六連島など、響灘を眺める絶好の場所はどこでしょうか。


【答え】

ナイスビューパーク

【解説】

彦島道路の元料金所の傍らにある小さな公園がナイスビューパークです。
公園にはオランダ型風車があり「ひこしま風丸くん」と名づけられています。
この風車は彦島有料道路が開通して20年目の平成7年に造られたものです。
平成17年9月30日に彦島有料道路は無料開放され、彦島道路と呼ばれています。
ナイスビューパークからは六連島や北九州、北浦の海岸線の眺望が楽しめ、夕日を眺めるには最適な場所です。


関門海峡歴史文化検定問題集より 下関商工会議所発行
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Posted on 2019/05/08 Wed. 10:08 [edit]

category: 下関観光検定

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