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彦島のけしき

山口県下関市彦島から、風景・歴史・ものがたりなど…

教育施設の変遷11 

教育施設の変遷11


女子を対象にした教育はいかがでございましたでしょうか。

これも当然考えなければならないことでございます。
女子の教養を身につけさせるものとしては、前に述べた彦島実業補修学校の女子部を分離独立させまして、その学則を変更して設立されたところの、町立彦島裁縫実践女学校というのがあります。
本校は昭和2年12月山口県知事の認可を得まして、翌年1月から彦島尋常高等小学校に付設されて開校されたものでございます。
それぞれ修業年限二年の予科と本科または研究所を置きまして、修身、公民、国語、家事、裁縫、手芸、作法、唱歌、体操、珠算、生花等り設け、生徒数はニカ学級で大体60名程度であったと聞いております。


古老が語る郷土の今昔「ひこしま発展誌」より
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Posted on 2019/02/02 Sat. 11:03 [edit]

category: ひこしま発展誌

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姫ノ水 

姫ノ水


 壇ノ浦の合戦で、悲しくも平家は敗れました。その時、四人の官女が一門から離れて彦島にかくれましたが、数日もしないうちに欠乏の生活に耐えられなくなってしまいました。彼女たちは、このまま島にかくれていても貧するばかりと、思いあまって大瀬戸の流れに身を投げました。

 しかし、そのうちの一人は死ぬことも出来ず、砂浜に押し上げられてしまいました。
 里人に助けられたその女は、三人の官女や一門の人びとの幸せを羨み、平家全盛のころの華やかな毎日を思い出しては、日夜泣き通しました。そして、日に日にやせおとろえていきましたが、ある朝、こつぜんと姿を消してしまいました。

 里人たちが手分けをして探しまわりましたところ、浜辺からかなり奥まった山中に、のどをかききった官女のなきがらがありました。
 人びとは、彼女の死をひどくいたんで、その地に手厚く葬り、一本の杉を植えました。そして、どこにでもあるような山石を運んできて、官女の墓を建てました。

 ところが、不思議なことにいつの頃からか、墓石の下から冷たい水が湧きはじめたのです。そればかりか、杉の木はぐんぐん伸びて何年もたたないうちに見上げるような大樹に成長しました。

 人びとは、この水のことを『姫ノ水』と呼び、杉の木の付近を開拓して『杉田』と名付けました。


富田義弘著「平家最後の砦 ひこしま昔ばなし」より

(注)
古老の話によれば、姫ノ水の墓石は明治中頃までその場に建っていたが、どこかの蓮屋がその付近の田を買い占めた際に、取り払ってしまったという。
ところで、これに似た話が下関にもある。『官女の水』というのがそれであるが、話の舞台は金比羅付近ということになっている。
面白いことに金比羅から幡生へかけては、蓮田が広がっている。そこで私は、何年か前に、この付近の蓮田の所有者を尋ね歩いた。そして、ようやくKという蓮根業者を捜しあてた所、その庭には『平家塚』と呼ばれる祠がまつられてあった。
Kさんの話によれば、それは昔からただ『平家塚』とだけ呼ばれていたそうであるが、私にはこの塚石が『官女の水』であり『姫ノ水』であると思えてならない。
例えば『姫ノ水』の墓石が、金比羅に移され、その時、彦島で聞いた伝説が、そのまま石のいわれとして伝えられたため、『官女の水』という話に変わっていったのかもしれないのである。因みにKさんは、戦前まで、杉田、角倉一帯にも手広く蓮田を持っていたという。
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Posted on 2019/02/02 Sat. 10:07 [edit]

category: ひこしま昔ばなし

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下関の地名28 六連島 

六連島


彦島の北西に位置する“六連島(むつれじま)”は、『日本書紀・仲哀紀』に“没利島(もつりしま)”と記されています。

『長門国志』には、
「今俗に毛都礼志麻(もつれしま)と言ひて六連島に作り、島大小六つあり、大なるを蟹島(かにしま)と言う。形似たるを以って名づく、本国豊浦郡に属し、小なるを馬島といふ、豊前国企救郡に属しけり。名義六連なり、如此島六ツ連なれる故に然云うなり」
とあり、六つの島が群らがる様子から名付けられたものだとしています。

この“六ツ連なる島”とは、蟹島・馬島・金崎島・片島・和合良島などをさしますが、その内の“馬島”には、かつて小倉藩の馬の飼育場があったために、その名がつけられたということです。


「下関の地名」下関市教育委員会刊行より
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Posted on 2019/02/02 Sat. 09:53 [edit]

category: 下関の地名

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