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彦島のけしき

山口県下関市彦島から、風景・歴史・ものがたりなど…

地域の史実と口碑伝説1 

地域の史実と口碑伝説1

語り手 西 浜一


《江の浦》

彦島でもっとも繁華な町は江の浦であります。
しかし三菱造船所ができるまでは寂しい村で、かつ地形も現在とずいぶん異なっていました。

現在は県道が後山町からまっすぐに延びていますが、以前は堀越口あたりまではとくに寂しい場所でありまして、海岸に沿って松並木がありました。
そこを通行していたのでございます。
なおずっと古い時代は鎌崎のところが海に突き出していたとのことでありますが、長府藩のときに堀越の沖合を埋め立てたのであります。

その後明治28年に土地の有志が海面約三万坪を埋め立てましたが、これは早速貯炭場として役立てたのであります。
そして大正三年に三菱造船所がここにドックを建設することになりましたので、一躍今日の繁栄を来すことになったのであります。


古老が語る郷土の今昔「ひこしま発展誌」より

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Posted on 2018/12/28 Fri. 10:25 [edit]

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豊関ことばについて 3 

豊関ことばについて 3

さて、これらの山口弁にくらべて、下関周辺の言葉には、特徴のある訛りはほとんど見当たらない。
すなわち「アリマス」も無ければ「ノンタ」も無い。

むしろ、アクセントの少ない、平板な言葉、それが下関周辺の方言の特徴と言えば言えそうである。

だから、下関駅や市内の観光地などに「フク笛」の歓迎塔を建てて「オイデマセ」と平仮名で大書している関係者に対して不満の声を漏らす市民は多い。

また下関の旧称「馬関」や宇部、萩なども、平たくバカン、ウべ、ハギと呼ぶべきだが、放送関係のアナウンサーは必ず「馬関」のバ、宇部のウ、萩のハにアクセントを付ける。
これなどは、明らかに地元を無視した呼び方で、不快この上ない。

抑揚の少ない下関とその周辺の言葉は、山口県内でも特異な地域であるが、それは何故だろうか。

関門海峡という僅か一キロ足らずの潮の流れを隔てた門司の町は九州の一角だから、当然、九州弁の町である。

しかし、下関という土地は、目と鼻の先で聞かれる九州言葉でさえも、その侵入を許していない。
とちらかと言えば下関コトバは、本州に共通するものであって、九州弁らしい匂いさえ受け入れないのである。


冨田義弘著「下関の方言」赤間関書房刊より
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Posted on 2018/12/28 Fri. 10:13 [edit]

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