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彦島のけしき

山口県下関市彦島から、風景・歴史・ものがたりなど…

彦島とその開拓の歴史31 

彦島とその開拓の歴史31


そうなりますと海賊は水軍でありまして、これを率いるものは水師となります。
したがって河野家は水師の地位にあるのであります。
このように河野一族の海賊の歴史はまことに興味津々たるものがありますが、僅かな時間では到底語り尽くすことができません。
それで海賊の話は一応ここで打ち切ることにいたしますが、同時に彦島開拓の歴史も時間の関係上ここで終わるものといたします。

最後に一言申し述べたいことがあります。

初め彦島開拓の祖は河野通次であると言いましたが、しからば通次はいかなる人物であったかとということになります。
ところが彦島旧記でも明らかでなく、かつ、その他の資料もありませんので、はなはだ遺憾ながらここで話すことができません。
素性は主なものが7種類ありますが、惜しいことに通次の存在がよくわかりません。
また旧記にある河野家の家系も判明しませんが、今後なんらかの機会に新たな史実が発見されれば。異なった説が生まれるものと思われます。


古老が語る郷土の今昔「ひこしま発展誌」より
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Posted on 2018/12/27 Thu. 13:36 [edit]

category: ひこしま発展誌

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豊関ことばについて 2 

豊関ことばについて 2

私は、方言を使って都会人に笑われるたびに、「この言葉の意味は何だろう。語源はどこから来ているのだろうか」と考えるようになった。
そして、時には図書館で方言や語源学の書をひもとき、時には国文や国漢の教授に教えを乞うたものである。

だから「コップがメゲタ」と言って笑われたりすると、「冗談じゃない。メゲルというのは砕けるとか割れるとかの意味で、一般にも、逆境にメゲズ頑張る。という言葉もあろうが」と言い返せるようになった。

そのころ、私は教えを乞うた何人もの先生に、「山口県は、方言はあっても、訛りは少ないですね」と言われたものである。

それは、同じ山口県でも、下関周辺の言葉を指しているのではあるまいか。

小野田、厚狭、美祢地区から東へ行けば、山口、防府、萩を中心に、山口県下の大半は「ええですィノンタ」とか、「オイデマセ」、「…デアリマス」「…デゴザイマス」など、なんとなく雅やかなアクセントが付けられることになる。

もっとも「アリマス」「ゴザイマス」は、言葉として聞かずに、文章に表現すれば立派な標準語で、これほど美しい言葉は他の地に見当たらない。

余談になるが、「アリマス」「チョル」「チョラン」なとせのいわゆる長州言葉は、かつての軍隊における標準語であった。
それは、我が国の帝国陸軍が長州閥によって作られたことに起因するという暗さがあるが、これも一つの歴史の所産で如何ともしがたい。


冨田義弘著「下関の方言」赤間関書房刊より
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Posted on 2018/12/27 Thu. 12:53 [edit]

category: 下関弁辞典

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