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彦島のけしき

山口県下関市彦島から、風景・歴史・ものがたりなど…

彦島とその開拓の歴史26 

彦島とその開拓の歴史26


舞子島の祠堂は後に現在の宮の原に移しまして彦島の氏神としたのでありますが、毎年例祭の「サイ上り」の神事に子供の飛び回るのは、魚のイナの飛ぶ様子でありまして「サイ上り」とは通次が「さあ上がらせられた」と叫んだという古事から伝えられたのであります。

しかし、この八幡宮の縁起につきましては、いろいろと異説がありまして、ご神体の鏡を網で引き上げたという説、また宇佐八幡宮を勧請したという説、東山の森の楠でご神体を刻んだという説がありますが、「サイ上り」神事の縁起となった、ご神体を海中から鉾で突き上げたというのが、伝説的にももっとも興味深いものと感じられるのであります。


古老が語る郷土の今昔「ひこしま発展誌」より
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Posted on 2018/12/22 Sat. 10:09 [edit]

category: ひこしま発展誌

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あとがき 1 

あとがき 1

方言が見直されているという。
裏返して言えば、地方色豊かな、そして、土の匂いのする方言は、今や瀕死の状態にあるわけだ。

私が「ふるさとのことば」に興味を持ち始めたのは、受験のために上京する満員の車中で同郷の女子大生が、しきりに連発する「だからサア」を、耳障りに思ったそのときからである。

当時九州から東京へ直通の列車は急行がわずか三本で、下関仕立ての「霧島号」の十一号車は、当然、下関弁だけが渦巻いていた。
そのような雰囲気の中で、一年先輩のその女子学生は、鈴を転がしたような美しい声で、東京弁をまくしたてていた。
それはまるで、故郷の言葉を忘れてしまったかのような流暢さであったが、私には、その美しい声が哀れに思えるほど、都会かぶれの軽薄さが心に残った。


冨田義弘著「下関の方言」赤間関書房刊より
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Posted on 2018/12/22 Sat. 09:58 [edit]

category: 下関弁辞典

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