11 « 1.2.3.4.5.6.7.8.9.10.11.12.13.14.15.16.17.18.19.20.21.22.23.24.25.26.27.28.29.30.31.» 01

彦島のけしき

山口県下関市彦島から、風景・歴史・ものがたりなど…

彦島とその開拓の歴史9 

彦島とその開拓の歴史9


このような状態でありますから、彦島は昔から太平であり、なんら争いがあろうはずはございません。
純朴で勤勉でありますが、惜しいかな教育や文化については一向に見るべきものがないのが遺憾とするところであります。
しかしこれもやむを得ない事情であることは、次に述べる彦島渡船状況によって思考させられることと思います。

この渡船状況を申しますが、今の大和町から駅までは海でありまして、彦島渡船は海士郷と今の駅の前コースとしており、これを俗に「小戸渡し」と申しておりました。
船も魯も小さい渡船が彦島の大動脈であったのでありますから、昔の彦島はいかに不便であったかということが頷けることでありましょう。
船が小さいので夜は早くから終わり、風が吹けば渡し止めという、まことに哀れ惨憺たる状況でありまして、当時を回顧してまことに感慨無量に耐えないのであります。

でも天気の良い風の凪いだ日などは渡船の情緒は格別でありまして、船頭さんが魯を漕げば、客は座り支度で歌を唄いながら船は竹崎町の波止場に着き、右に行けば豊前田、左に行けば新地の歓楽街というありさまで、まるで別世界に来たような状況でありました。
この渡船は彦島町に躍進しまして汽船となり、次に下関と合併して橋が架けられたので、わずかにその名残を留めている次第であります。


古老が語る郷土の今昔「ひこしま発展誌」より
関連記事

Posted on 2018/12/04 Tue. 10:05 [edit]

category: ひこしま発展誌

TB: --    CM: 0

04

下関の方言 め…の部 

下関の方言 め…の部

めしつぎ
 飯びつ。
 しゃもじ。
 旅館などの女中。

めじな
 目つき。

めしょーがつ
 見て楽しむ。

めたたき
 瞬き。

めだち
 春の若葉や若芽の出る季節。
 初潮前後の娘。

めったやたら
 いくらでも。無制限。

めっちょー
 小娘。

めつっぱり
 欲張り。

めつんぼ
 盲目。

めとんぼ
 目くら。
 計画性のない人。

めのは
 ワカメ。

めぼ
 ものもらい。

めめ
 目。
 いけません。

めめよ
 …してはダメよ。

めら
 女。

めらんかお
 知らぬふり。

めんたし
 ありがとう。
 前を失礼。

めんたま
 眼球。

めんずこんず
 何もかも一緒にしてしまうこと。

めんどう
 無理を言った。
 お世話になりました。

めんどうしい
 面倒な。

めんぼう
 目の細い人。

めんめ
 私。自分。


冨田義弘著「下関の方言」赤間関書房刊より
関連記事

Posted on 2018/12/04 Tue. 09:55 [edit]

category: 下関弁辞典

TB: --    CM: 0

04

海のいのち・海といのち2 

海のいのち・海といのち2

昭和31年6月、長府の外浦海岸に総工費7600万円を投じた三階建の水族館が竣工。
景勝地に33000平方メートルの敷地面積をもち、当時として東洋一の規模を誇った。

さらに昭和33年3月、関門国道トンネルの完成を機に、水族館を主会場として下関大博覧会を開催することになり、新たにペンギン館とクジラ館が増設された。
なかでもクジラ館は他に例を見ないもので、博覧会の呼び物の一つとなった。
これは当時、下関に本社を置いた大洋漁業が市制70周年と国道トンネルの開通を記念して市に寄贈したもので、かつて長府藩の城があった関見台の上にシロナガスクジラの実物そのままの大きさに、鉄筋鉄骨コンクリートで再現したものである。
5本の柱で空中に支えられ、高さ15m、長さ27m、胴まわり10m、館内の広さ98平方メートルという雄大さで、内部にはクジラや捕鯨の資料を展示、口の部分はガラス張りで、展望台となっている。

(清永唯夫)

図説「下関の歴史」より
関連記事

Posted on 2018/12/04 Tue. 09:39 [edit]

category: 下関の歴史論文

TB: --    CM: 0

04