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彦島のけしき

山口県下関市彦島から、風景・歴史・ものがたりなど…

洪水から村をすくった若者 

洪水から村をすくった若者
宮崎県の民話


 むかしむかし、ある村に大きな池があり、白い大蛇(だいじゃ)と黒い大蛇が住んでいました。
 二匹の大蛇はとてもおとなしく、いつも仲良く池を泳いだり、池のほとりで寄りそっているのを畑仕事をしている村人たちがほほえましく見ていました。

 ところがある日、この二匹の大蛇が死んでしまったのです。
 それからというもの雨が降ると池の水があふれ出して、村の家や田畑を押し流すようになりました。
 村人たちは力をあわせて池のまわりにじょうぶな土手(どて)をつくりましたが、大雨が降ると土手が切れて村はたちまち水びたしになってしまいます。
 土手を何度なおしても、大雨が降ると村は水びたしです。
 そこで都から有名な占い師をまねいて、どうしたらよいかを占ってもらいました。
 すると占い師は、
「この池には、白い大蛇と黒い大蛇がいただろう。
 その大蛇が村人のためにずっと池を守ってきたのに、誰もその事に感謝をしない。
 お前たちの恩知らずに、大蛇の霊(れい)は怒っておるぞ。
 明日の朝、池のほとりを通る薄緑色の着物を着た若者をいけにえに差し出せば、大蛇の霊が再び池を守ってくれるだろう」
と、言うのでした。
「若者をいけにえ・・・」
 村が救われるとしても、誰もいけにえになりたくはありません。
 村の若者たちは占い師の話を聞いて、明日は家から一歩も出ないようにしようと思いました。
 ところが次の日の朝、夜明けとともに池の土手の上に若者が現れたのです。
 それは長千代丸(ながちよまる)という、村の酒屋の三番目の息子でした。
 長千代丸は占い師の言っていた、薄緑色の着物を着ていました。
 そして土手の上で正座(せいざ)をすると、池の向こうから登ってくるお日さまを見つめながら、自分のお腹に刃物を突き刺して命をたってしまったのです。
 長千代丸は村を救うために、自分からいけにえとなったのです。
 それからは池の水があふれる事はなく、田畑がよく実るすばらしい村になったのです。

おしまい
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Posted on 2013/10/22 Tue. 09:45 [edit]

category: 日本の民話

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やまぐち散歩21-40 別府弁天池 

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Posted on 2013/10/22 Tue. 09:43 [edit]

category: やまぐち散歩

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やまぐち散歩21-39 別府弁天池 

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Posted on 2013/10/22 Tue. 09:41 [edit]

category: やまぐち散歩

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やまぐち散歩21-38 別府弁天池 

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Posted on 2013/10/22 Tue. 09:39 [edit]

category: やまぐち散歩

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やまぐち散歩21-37 別府弁天池 

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Posted on 2013/10/22 Tue. 09:38 [edit]

category: やまぐち散歩

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やまぐち散歩21-36 別府弁天池 

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Posted on 2013/10/22 Tue. 09:36 [edit]

category: やまぐち散歩

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ヒツジの始まり 

ヒツジの始まり
リビアの昔話


 リビアでは、世界で最初に生まれた人間は、魔法を使う女の人だと言われています。
 この女の人が他の人間や家畜を作ったので、みんなは彼女の事を最初のお母さんと呼んで慕っていました。

 ある日の事、最初のお母さんが土を練って、四本足の新しい動物を作りました。
 形が出来上がると、最初のお母さんはその動物を麦のもみがらの中に入れました。
 すると動物の体にはもみがらがたくさんついて、それはやがて綿毛になりました。
 最初のお母さんは、同じ動物を全部で四匹作りました。
 二匹はオスで、二匹はメスです。
 やがて魔法の力でその動物に魂が吹き込まれると、四匹の動物たちは『メエー、メエー』と、鳴き始めました。

「あの『メエー、メエー』と鳴くのは、いったい何だろう?」
 人間たちは最初のお母さんが何を作ったのかを知りたくて、頭の良いアリに調べてくれるように頼みました。
 最初のお母さんの家へ行ったアリは、その生き物がヒツジいう名前で、その肉はとても美味しく、その毛からは糸が出来ることを教えてくれました。
「美味しい肉に、糸が出来る毛か」
 人間たちはアリの話を聞いているうちに、そのヒツジがどうしても欲しくなりました。
 そこで自分たちが畑をたがやして作った麦をたくさん持って行き、最初のお母さんに頼みました。
「最初のお母さん、どうかこの麦とヒツジと交換してください」
「ええ、いいですよ。大切に育ててくださいね」
 こうして人間は、ヒツジを手に入れました。
 これが、物々交換の始まりです。

 ヒツジを手に入れた人間はヒツジを上手に育てて、その数をどんどん増やしていきました。
 おかげで人間は美味しいヒツジの肉をお腹いっぱい食べられるようになり、毛をつむいで糸にして美しい布を織る事も出来るようになりました。

 ところで、ヒツジたちは普通の動物と同じ様に、歳をとれば老いて死んでしまいますが、でも最初のお母さんが一番初めに作った一匹だけは、いつまでたっても若いままで決して死ぬ事がありませんでした。

 ある日、その初めの一匹は、高い山のてっぺんへ登っていきました。
 そして山のてっぺんでうろうろしていると、山の向こうから昇ってきた太陽が初めのヒツジの頭にぴたりとくっついてしまったのです。
 それから初めのヒツジは太陽を頭に乗せたまま、東から西へと散歩するようになりました。

 今でも太陽が東から昇って西に沈むのは、初めのヒツジが頭に太陽を乗せたまま散歩しているからだと言われています。

おしまい
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Posted on 2013/10/22 Tue. 09:33 [edit]

category: 世界昔話

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やまぐち散歩21-35 別府弁天池 

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Posted on 2013/10/22 Tue. 09:30 [edit]

category: やまぐち散歩

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やまぐち散歩21-34 別府弁天池 

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Posted on 2013/10/22 Tue. 09:28 [edit]

category: やまぐち散歩

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やまぐち散歩21-33 別府弁天池 

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Posted on 2013/10/22 Tue. 09:26 [edit]

category: やまぐち散歩

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