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彦島のけしき

山口県下関市彦島から、風景・歴史・ものがたりなど…

チョウチョウの姉妹の雨宿り 

チョウチョウの姉妹の雨宿り
島根県の民話


 むかしむかし、あるところに、チョウチョウの三人娘がいました。
 三人は姉妹なのですが、みんな羽の色が違っていました。
 一番上のチョウチョウは、赤い羽。
 二番目のチョウチョウは、黄色の羽。
 三番目のチョウチョウは、白い羽です。
 でも三人はとても仲良しで、どこへ行くにも何をするにも一緒でした。
 ある日、三人が山の上を飛んでいると、急に雨がふってきました。
「このままでは、羽がぬれてしまうわ。どこかで雨宿りをしましょう」
 一番上のチョウチョウが、赤いつつじの花を見つけて降りていきました。
「つつじさん、しばらく休ませてくださいな」
「おや? あんたは赤い色をしているね。いいとも、ゆっくりと休んでおいで。でも、ほかの色のチョウチョウは駄目だよ」
 赤いチョウチョウは、困ってしまいました。
「わたしだけ休むなんて、出来ないわ」
 そこで三人のチョウチョウは、雨の中を飛び続けました。
 やがて二番目のチョウチョウが、黄色いやまぶきの花を見つけて降りていきました。
「やまぶきさん、しばらく休ませてくださいな」
「おや? あんたは黄色をしているね。いいとも、ゆっくりと休んでおいで。でも、ほかの色のチョウチョウは駄目だよ」
 黄色いチョウチョウは、困ってしまいました。
「わたしだけ休むなんて、出来ないわ」
 そこで三人のチョウチョウは、また雨の中を飛び続けました。
 やがて三番目のチョウチョウが、白いイチゴの花を見つけて降りていきました。
「イチゴさん、しばらく休ませてくださいな」
「おや? あんたは白い色をしているね。いいとも、ゆっくりと休んでおいで。でも、ほかの色のチョウチョウは駄目だよ」
 白いチョウチョウは、困ってしまいました。
「わたしだけ休むなんて、出来ないわ」
 そこで三人のチョウチョウは、雨の中をあっちへ飛んだり、こっちへ飛んだりして、雨宿りをするところをさがしました。
 でもすっかり羽がぬれてしまい、今にも落ちてしまいそうです。
 それを見た、山の神さまが言いました。
「なんて仲のよい姉妹だ。よし、雨をふきとばしてやろう」
 そのとたん、お日さまが顔を出して、三人のチョウチョウのぬれた羽がかわきました。
「よかった、これでまた三人仲良く飛べるわ」
 チョウチョウの姉妹は、うれしそうに羽を動かしながら、どこかへ飛んでいきました。

おしまい
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Posted on 2013/04/10 Wed. 13:10 [edit]

category: 日本の民話

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故郷の花々118 

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Posted on 2013/04/10 Wed. 13:08 [edit]

category: 故郷の花々

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ヘビがカエルをのむわけ 

ヘビがカエルをのむわけ
大分県の民話


 むかしむかし、神さまが世界中の生き物を作りましたが、まだどの生き物に何を食べさせるのか決めていませんでした。
 生き物たちは何を食べていいのかわからないので、お腹がペコペコです。
 そこで生き物たちは、神さまのところへ行って、
「神さま。早く食べ物を決めてください」
と、お願いをしました。
 すると、神さまが、
「明日の朝、みんなの食べ物を決めてやるから集まるように」
と、おふれを出しました。
 喜んだ生き物たちは、夜の明けるのを待って神さまのところへ出かけました。

 さて、ヘビがノロノロとはっていると、後ろからカエルがやって来て言いました。
「なんだなんだ、長い体で地べたをノロノロと。もう少しはやく進めないのかね」
「そんな事言っても、お腹が空いて力が出ないんだよ」
 ヘビが、力のない声で言いました。
「ふん。そんなに事じゃ、昼になってしまうぞ。まあ、お前は後からやって来て、おれさまのお尻でもなめるんだな」
 カエルはヘビをバカにして、ピョンピョンと飛んで行きました。

 生き物がみんな集まると、神さまは生き物を次々に呼び出して、それぞれの食べ物を決めていきました。
「お前は、草を食べるがよい」
「お前は、花のミツを食べるよい」
「お前は、魚を食べるよい」
 でも、カエルは、なかなか呼ばれません。
 怒ったカエルは、神さまの前に飛び出して言いました。
「早く、おれさまの食べ物を決めてくださいよ! おれさまが、一番先にやって来たのですよ」
 神さまは、うるさいカエルをジロリと見て言いました。
「よし、お前は、虫を食べるがよい」
「えっ? わたしの食べ物は虫ですか!?」
 カエルは、ガッカリです。
 それでも食べ物が決まったので帰ろうとすると、神さまが言いました。
「待て。お前にはもう少し言う事がある。お前はここへ来る時、ヘビをバカにしてお尻でもなめろと言ったであろう」
「まあ、確かに。でもそれは、ヘビの奴があまりにもノロマですから」
「いいわけはよろしい。望み通り、これからはヘビにお前のお尻をなめてもらう事にしよう」
「とっ、とんでもない!」
 カエルはビックリして反対ましたが、神さまは許してくれません。
 その時からヘビはカエルを見つけると、すぐにお尻から飲み込んでしまうそうです。

おしまい
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Posted on 2013/04/10 Wed. 13:06 [edit]

category: 日本の民話

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ふるさと散歩163-20 長府 

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Posted on 2013/04/10 Wed. 13:03 [edit]

category: ふるさと散歩

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ふるさと散歩163-19 長府 

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Posted on 2013/04/10 Wed. 13:01 [edit]

category: ふるさと散歩

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ふるさと散歩163-18 長府 

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Posted on 2013/04/10 Wed. 12:59 [edit]

category: ふるさと散歩

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ふるさと散歩163-17 長府 

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Posted on 2013/04/10 Wed. 12:57 [edit]

category: ふるさと散歩

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ふるさと散歩163-16 長府 

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Posted on 2013/04/10 Wed. 12:56 [edit]

category: ふるさと散歩

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サルスベリ 

サルスベリ
北朝鮮の昔話


 むかしむかし、ある海辺の村に、貧しい家がありました。
 その家には美しい娘が、漁師のお父さんと二人で暮らしています。
 漁師のお父さんは、朝から晩まで小さな舟で一生懸命に働きますが、でも捕れる魚は少ししかありません。
 これでは魚を売ってお金にするどころか、娘と二人で食べる分にもなりません。
 なさけなくなったお父さんは、娘に言いました。
「ごめんよ。これだけしか捕れないで」
「いいのよ、お父さん。それよりお父さん、体には気をつけてね。病気になったりしては嫌よ」
 娘はそう言うと、ほんの少しの魚で夕ご飯のおかずを作るのでした。
 
 ある朝の事、娘は舟を出すお父さんをはげまそうとして言いました。
「お父さん。今日は、たくさん魚が捕れるような気がするわ。がんばってね」
「ああ、わかった。がんばってくるからな」
 お父さんは娘にやさしく微笑むと、いつものように舟をこいでいきました。
(がんばって、お父さん。たくさんの魚が捕れたら、余った魚を村の人に売って、そのお金で、タマゴを買いましょう。そしてお父さんに、お酒も少し買いましょう。・・・それでもお金が残っていたら、赤いくしを買いたいわ)
 やがて、夕方になりました。
 いつも舟が帰ってくる時間になっても、お父さんの舟は見えません。
「どうしたのかしら?」
 娘は浜辺に立って、舟が帰ってくるの待ちました。
 あたりは、だんだん暗くなっていきますが、舟はまだ戻りません。
「お父さん、魚がたくさん捕れるので、はりきり過ぎて遅くなっているのかしら?」
 娘は海に向かって、一人言を言いました。
 やがて日が暮れて、海は真っ暗になりました。
「お父さん、お父さん」
 心配になった娘は、丘の上に登りました。
 そして丘の上で枯れ木を集めると、海にいるお父さんから自分のいるところがわかるようにと、火をつけました。
 でもとうとう、その夜は、お父さんは帰ってきませんでした。
「お父さんの舟は、きっと風に吹かれて、どこか遠い沖の方に流されてしまったんだわ。でも、いつかは帰ってくるわ。きっと帰ってくるわ」
 こうして娘は、毎日、毎日、丘の上でお父さんの舟を待ちました。
 でもそのうちに食べる物がなくなって、娘はやせていきました。
 そして百日がすぎた朝、とうとう、娘は丘の上で死んでしまいました。
 それを知った村の人たちは、娘をかわいそうに思って丘の上にお墓をつくりました。
 すると次の年の夏、娘のお墓のわきに、村人の知らない小さな赤い花が咲いたのです。
 それは、百日紅(さるすべり)の花でした。

 百日紅は死んだ娘に代わって、今でもお父さんが帰ってくるのを待っているのです。

おしまい
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Posted on 2013/04/10 Wed. 11:05 [edit]

category: 世界昔話

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ふるさと散歩163-15 長府 

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Posted on 2013/04/10 Wed. 11:02 [edit]

category: ふるさと散歩

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