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彦島のけしき

山口県下関市彦島から、風景・歴史・ものがたりなど…

ニャンコの鳴き声 

ニャンコの鳴き声
群馬県の民話


 むかしむかし、あるお寺に、和尚(おしょう)さんが一人で住んでいました。
 ある日、お葬式(そうしき)をすませてもどってくると、雨水をためておいたタライにネズミが一匹落ちて、おぼれそうになっていました。
「よしよし、いま助けてやるぞ」
 和尚さんはネズミをすくいあげると、ていねいにぬれた体をふいてやり、逃がしてやりました。
 それから何日かして、かわいい娘さんがお寺にきて、
「子どものお祝いをするから、ごちそうを食べにきてください」
と、言ったのです。
 和尚さんが娘さんのあとについていくと、なんと大勢の人たちがおもちをついています。
♪ニャンコの声は、まだ聞かぬ。
♪ドッテン、バッテン
♪ドッテン、バッテン
 みんな楽しそうにかけ声をかけるので、和尚さんもおもしろくなり、
♪ニャンコが来たぞ
♪ニャー、ニャー、ニャー
と、ネコのまねをしました。
 すると、もちをついていた人たちはいっせいにネズミの姿になって、
「チュー、チュー」
と、鳴きながら逃げていきました。
 和尚さんが、はっとして気がつくと、お堂の下にすわっていました。
「ああ、せっかくのごちそうを食べそこなった」
 和尚さんは、ガッカリしたという事です。

おしまい
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Posted on 2013/02/02 Sat. 12:07 [edit]

category: 日本の民話

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故郷の花々098 

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Posted on 2013/02/02 Sat. 12:05 [edit]

category: 故郷の花々

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北風と太陽 

北風と太陽


  北風と太陽が、どちらが強いかでいいあらそっていました。
  議論ばかりしていてもきまらないので、それでは力だめしをして、旅人の着ものをぬがせたほうが勝ちときめよう、ということになりました。
  北風がはじめにやりました。
  北風は思いきり強く、
「ビューッ!」と、吹きつけました。
  旅人はふるえあがって、着ものをしっかり押さえました。
  そこで北風は、いちだんと力を入れて、
「ビュビューッ!」と、吹きつけました。
  すると旅人は、
「うーっ、さむい。これはたまらん。もう1まい着よう」
と、いままで着ていた着ものの上に、もう1まいかさねて着てしまいました。
  北風はがっかりして、
「きみにまかせるよ」と、太陽にいいました。
  太陽はまずはじめに、ぽかぽかとあたたかくてらしました。
  そして、旅人がさっき1まいよけいに着たうわ着をぬぐのを見ると、こんどはもっと暑い、強い日ざしをおくりました。
  じりじりと照りつける暑さに、旅人はたまらなくなって、着ものをぜんぶぬぎすてると、近くの川へ水あびにいきました。

  この話は、人に何かをさせるには、力ずくでやるよりも、あいてがその気になるようによく説明するほうが、ききめがあることがおおい、ということをおしえています。

おしまい
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Posted on 2013/02/02 Sat. 10:26 [edit]

category: 世界昔話

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彦島さんぽ111-5 関彦橋 

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Posted on 2013/02/02 Sat. 10:23 [edit]

category: 彦島さんぽ

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彦島さんぽ111-4 本村 

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Posted on 2013/02/02 Sat. 10:21 [edit]

category: 彦島さんぽ

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