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彦島のけしき

山口県下関市彦島から、風景・歴史・ものがたりなど…

おじいさんとまご 

おじいさんとまご
グリム童話


 むかしむかし、ひどく年をとったおじいさんがいました。
 目はボンヤリして、耳もよく聞こえません。
 おまけに、いつもひざがガタガタとふるえていました。
 テーブルにすわっても、もうスプーンをもつことができません。
 いつもスープを、テーブルかけの上にこぼしました。
 また、口からもスープをこぼすのです。
 おじいさんの息子と、そのお嫁さんは、そのことがいやでたまりませんでした。
 ですから、年とったおじいさんは、とうとう暖炉(だんろ)のうしろのすみっこにすわらなければならなくなりました。
 そのうえ、息子たちはおじいさんの食べものを土のさらに入れてやり、しかも、おなかいっぱいには食べさせませんでした。
 おじいさんの目は、いつもぬれていました。
 あるとき、おじいさんのふるえる手は、その土のさらを床におちてしまい、土のさらはこなごなにわれてしまいました。
 わかいお嫁さんは、ブツブツと文句をいいました。
 おじいさんは、その日は何も食べさせてもらえませんでした。
 お嫁さんはおじいさんのために、ほんのすこしのお金で、木の小ざらを買いました。
 おじいさんはその小ざらに入る分しか、食べさせてもらえません。
 ある日、四つになる小さいまごが、床の上で小さな板きれをあつめていました。
「おまえはそこで、なにをしているんだね?」
と、お父さんはたずねました。
「ぼく、これで小さなおけをこしらえるんだよ」
と、子どもはこたえました。
「ほう、上手なもんだね。でも、そんな小さなおけを、なにに使うんだい?」
 お父さんのことばに、子どもがいいました。
「ぼくがおとなになったらね、お父さんやお母さんは、このおけでごはんを食ベるんだよ」
 これをきくと、息子とお嫁さんは、しばらく顔を見あわせていましたが、とうとう二人とも泣きだしてしまいました。
 そして二人は、年とったおじいさんを、すぐにテーブルのところへつれてきました。
 このときから、おじいさんはいつもみんなといっしょにごはんを食ベることができました。
 そして、すこしぐらいこぼしても、みんななんともいいませんでした。

おしまい
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Posted on 2012/12/23 Sun. 11:04 [edit]

category: 世界昔話

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故郷の花々084 

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Posted on 2012/12/23 Sun. 10:58 [edit]

category: 故郷の花々

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彦島さんぽ106-5 本村 

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Posted on 2012/12/23 Sun. 10:49 [edit]

category: 彦島さんぽ

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彦島さんぽ106-4 本村 

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Posted on 2012/12/23 Sun. 10:47 [edit]

category: 彦島さんぽ

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彦島さんぽ106-3 本村 

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Posted on 2012/12/23 Sun. 10:46 [edit]

category: 彦島さんぽ

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彦島さんぽ106-2 本村 

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Posted on 2012/12/23 Sun. 10:44 [edit]

category: 彦島さんぽ

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彦島さんぽ106-1 本村 

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Posted on 2012/12/23 Sun. 10:43 [edit]

category: 彦島さんぽ

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島女(しまじょ)の祠(ほこら) 

島女(しまじょ)の祠(ほこら)
長崎県の民話


 むかしむかし、石田(いしだ)のお城には、島女(しまじょ)という御殿女中(ごてんじょちゅう)がいました。
 気立てがよく、みんなの嫌がる仕事でもすすんでやるので、城の者や女中仲間からも大変可愛がられていました。
 ある日の事、殿さまは島女に、茶を持ってくるよう命じました。
 島女はしばらくして、茶を持ってもどって来ました。
 ところが部屋へ入ろうとしたとき、うっかり敷居(しきい)をふんでしまい、そのひょうしに、
 グーー!
と、妙な音が出たのです。
 それを聞いた殿さまは、
「これ、今の音は何じゃ?」
と、尋ねました。
「お許し下さいませ、敷居がきしんだのでございます」
 島女が答えると、殿さんは笑いながら、
「敷居ではのうて、お前の尻がきしんだのではないか?」
と、冗談でいいました。
 すると、そばにいた家来たちも、クスクスと笑いました。
 島女は顔をまっ赤にすると、おじぎをして、逃げるように部屋を出て行きました。
 ところがその夜、島女は城を出たきり、いつまでたっても戻ってこなかったのです。
 心配した女中たちが探しに行くと、なんと大津の町外れの海に浮いている島女が見つかったのでした。
 いくら冗談でも、島女にしてみれば死ぬほど恥かしかったのでしょう。
 これを知った殿さまは、自分の軽い冗談を大変後悔して、あわれな島女のために、城山神社(しろやまじんじゃ)の境内に祠(ほこら)を建ててやりました。
 そしてこの島女が大変な豆腐好きだったので、人々はこの祠の前を通るときは、かならず豆腐を供えてやったそうです。

おしまい
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Posted on 2012/12/23 Sun. 10:39 [edit]

category: 日本の民話

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彦島さんぽ105-14 弟子待 

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Posted on 2012/12/23 Sun. 10:35 [edit]

category: 彦島さんぽ

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彦島さんぽ105-13 弟子待 

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Posted on 2012/12/23 Sun. 10:33 [edit]

category: 彦島さんぽ

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