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彦島のけしき

山口県下関市彦島から、風景・歴史・ものがたりなど…

下関の民俗 民間治療法10 

民間治療法10


《ぜんそく》

グミの葉の陰干しを煎じて飲む。
(秋根・内日)

《喉・百日ぜき》

アメ、黒砂糖をなめる。

キンカンの煎汁、ショウガ汁の熱湯を飲む。

黒豆、南天の実を煎じ、汁を飲む。

オオバコの干したものにカンゾウを混ぜた煎じ汁を飲む。
(旧市内・彦島・安岡・内日)

オオバコを煎じて飲む。
(蓋井島)

食塩を紙などに包み、ガーゼ布などでノドに巻く。
(彦島)

ノドにサロンパスを貼る。
(蓋井島)


「下関の民俗知識」中西輝麿著より

Posted on 2037/09/24 Thu. 10:02 [edit]

category: 下関の民俗

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下関の民俗 民間治療法2 

民間治療法2


《頭痛》
梅干しの皮をこめかみに貼る。

頭痛膏をコメカミに貼り、コメカミの動脈を親指で強く押す。
(蓋井島)

《眼病》

目をついたときは母乳流し込む。
(吉田・王司・内日・彦島・安岡)

カラスミの実(野ぶどうの一種)の汁を目にさす。
(内日・吉母)


「下関の民俗知識」中西輝麿著より

Posted on 2037/09/13 Sun. 10:03 [edit]

category: 下関の民俗

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下関の民俗 天候予知法3 

天候予知法3


冬の山手(南風)は用心せよ、寒風のおそれがある。

しけたあと東風になる。これをしけ戻りという。

日の出、日の入りに日に傘ができたときは、雨が風になる。

寒なぎ、大寒に入ると凪になる。雪が降ったり積もった場合凪になる。
(蓋井島)

一つ雷は用心せよ。大風になる。

南風には隣歩きをするな。

ひかたこち、満潮で凪になり干潮で風が強くなる。

どろ西、三月ころ黄塵が吹くため、西の風が吹くと松の葉が白くなる。

海が澄んだときは翌日雨になる。

春一番、どろ西が吹いて春一番が来る。

春の朝ぐもりは天気になる。

夜霧がおりたら北の風が吹く。

雷が鳴ると梅雨が明ける。

西がくもれば雨、東がくもれば風になる。

関門海峡に朝もやがかかると午後は晴れる。

西が明るいと天気になる。

北が光れば雨がふる。

藍島の上方に入道雲が昇れば夕立あり。


「下関の民俗知識」中西輝麿著より

Posted on 2021/11/05 Fri. 09:39 [edit]

category: 下関の民俗

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下関の民俗 天候予知法2 

天候予知法2


朝焼けは風が吹く。

西の雲は雨が近い。

秋の夕焼けは鎌を砥げ。

夏の夕焼け、桶をすけ。

朝とびが鳴くと隣歩きをするな。

三日月様が鎌ぁかけると天気。

吉見の鬼ヶ城に雲がかかれば西風が吹く。

大里の山に雲がかかれば東風が吹く。

北側の水平線から蓋井島に雲がかかると北風が吹く。

陸が近くに見えることを「島寄せ」というが、この時は時化になる。

雲が厚いと風が強い。


「下関の民俗知識」中西輝麿著より

Posted on 2021/11/04 Thu. 10:04 [edit]

category: 下関の民俗

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下関の民俗 天候予知法1 

天候予知法1


みそ桶がしめると雨。

庭石がしめると雨。

モズが鳴くと晴れ。

汽車の汽笛がはっきり聞こえると雨。

秋の夕焼けは翌日晴れ。

東風が吹くと雨になる。

朝の雷は雨になる。

夕方虹がかかると晴れになる。

月が傘をかぶると雨になる。


「下関の民俗知識」中西輝麿著より

Posted on 2021/11/03 Wed. 09:29 [edit]

category: 下関の民俗

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