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彦島のけしき

山口県下関市彦島から、風景・歴史・ものがたりなど…

下関の民俗 天候予知法3 

天候予知法3


冬の山手(南風)は用心せよ、寒風のおそれがある。

しけたあと東風になる。これをしけ戻りという。

日の出、日の入りに日に傘ができたときは、雨が風になる。

寒なぎ、大寒に入ると凪になる。雪が降ったり積もった場合凪になる。
(蓋井島)

一つ雷は用心せよ。大風になる。

南風には隣歩きをするな。

ひかたこち、満潮で凪になり干潮で風が強くなる。

どろ西、三月ころ黄塵が吹くため、西の風が吹くと松の葉が白くなる。

海が澄んだときは翌日雨になる。

春一番、どろ西が吹いて春一番が来る。

春の朝ぐもりは天気になる。

夜霧がおりたら北の風が吹く。

雷が鳴ると梅雨が明ける。

西がくもれば雨、東がくもれば風になる。

関門海峡に朝もやがかかると午後は晴れる。

西が明るいと天気になる。

北が光れば雨がふる。

藍島の上方に入道雲が昇れば夕立あり。


「下関の民俗知識」中西輝麿著より

Posted on 2016/12/27 Tue. 09:51 [edit]

category: 下関の民俗

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下関の民俗 天候予知法2 

天候予知法2


朝焼けは風が吹く。

西の雲は雨が近い。

秋の夕焼けは鎌を砥げ。

夏の夕焼け、桶をすけ。

朝とびが鳴くと隣歩きをするな。

三日月様が鎌ぁかけると天気。

吉見の鬼ヶ城に雲がかかれば西風が吹く。

大里の山に雲がかかれば東風が吹く。

北側の水平線から蓋井島に雲がかかると北風が吹く。

陸が近くに見えることを「島寄せ」というが、この時は時化になる。

雲が厚いと風が強い。


「下関の民俗知識」中西輝麿著より

Posted on 2016/12/27 Tue. 09:46 [edit]

category: 下関の民俗

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下関の民俗 天候予知法1 

天候予知法1


みそ桶がしめると雨。

庭石がしめると雨。

モズが鳴くと晴れ。

汽車の汽笛がはっきり聞こえると雨。

秋の夕焼けは翌日晴れ。

東風が吹くと雨になる。

朝の雷は雨になる。

夕方虹がかかると晴れになる。

月が傘をかぶると雨になる。


「下関の民俗知識」中西輝麿著より

Posted on 2016/12/26 Mon. 13:20 [edit]

category: 下関の民俗

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下関の民俗 呪的療法5 

呪的療法5


《狐憑き》

住吉神社で狐おとしをする。
(秋根)

線香を立てて、数珠を体につけるとよい。

《テンカン》

頭に草履か下駄をのせる。
(彦島・吉田)

《便通どめ》

道中で糞がしたくなったら、小石を3個拾ってふところに入れるとなおる。
(小月)

《ムカデに刺されたとき》

履物を裏返しにする。
(吉母・北九州)

《風邪》

膳の下にかがむ。(何でも沢山食べるの意)
(彦島・吉母・北九州)

《百日咳》

地蔵さんに参る。
(彦島)

清末町城北区五十峠の山の中に15センチくらいの白の大理石のお地蔵さんがあり、小児ゼンソク、百日咳の効験あらたかと聞く。

王司山田入野の子好き地蔵さんに顔をかけ、治ったら米炒粉をつくりお供えしてお礼参りする。

《スダオレ》(無理をしないのに手が骨折する)

障子の間から手を出し、男ならオトンボ(末子)から、女なら男のオトンボから糸でくくってもらう。
(彦島・藍島・馬島)

《仏風邪》

線香を三本と、お水を浜に持参して流す。
(彦島・藍島)


「下関の民俗知識」中西輝麿著より

Posted on 2016/12/26 Mon. 09:28 [edit]

category: 下関の民俗

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26

下関の民俗 呪的療法4 

呪的療法4


《眼病》

宮崎生目神社に参る。
(王司・北九州)

亀ヶ原生目神社に参る。
(内日)

五泉寺の薬師さんに参る。
(福江)

《シャックリ》

他人に見られないように左の掌に「水」の字を書く。
(内日・北九州)

茶碗に水を入れ、箸を十文字にわたし四隅から飲む。
(旧市内・内日)

大声を出して、患者をびっくりさせる。

《抜け歯》

歯が抜けた時は、上の歯は屋根の上に投げ「雀の歯と替えてくれ」、下の歯は床に投げ「ネズミの歯と替えてくれ」と叫ぶ。
(市内全域)

この逆の、下歯は屋根に投げ、上歯は床下に投げ入れる。も同じようにおこなわれている。

《シビレ》

ツバを頭につけ、「シビレシビレ京にのぼれ」と繰り返す。

藁シビを額に貼り付ける。
(市内全域)

《ひきつけ》

小戸の稲荷神社に参る。
(内日)

足の中指を曲げて、指のついた足の裏に印をつけ、そこに三火ほどお灸をすえる。
女は右、男は左、重症は両足。
(清末)


「下関の民俗知識」中西輝麿著より

Posted on 2016/12/26 Mon. 09:20 [edit]

category: 下関の民俗

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下関の民俗 呪的療法3 

呪的療法3


《歯痛》

明石大明神に顔立てする。
またはオキノゴンサマに顔立てをする。

オキノアゴナシ地蔵さんに顔をかける。
一年間、五年間、または一生梨をたべませんといって願う。
(蓋井島)

《イボトリ》

ナスのヘタでイボをこする。

朝露のあるとき、クモの糸を取りイボの付け根に三回巻きつける。
(内日・秋根)

生墓さんの水をつける。
(福江)

《タムシ》

墨でタムシを囲んで輪を描く。

タムシの上に鬼という字を、真っ黒になるまで描く。
(彦島・北九州)

藁でこすり、あと火にくべる。
(安岡)


「下関の民俗知識」中西輝麿著より

Posted on 2016/12/25 Sun. 10:05 [edit]

category: 下関の民俗

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下関の民俗 呪的療法2 

呪的療法2


《子供の打ち身》

「親のツバ、親のツバ」といってツバを患部につける。
(市内全域)


《子供の歯ぎしり》

木と木の枝がふれあうのをなおすとよくなる。
(吉田・北九州)


《イノネ》

アラガミ様のススを指でぐりぐりの上につける。

《目イボ》

ツゲの櫛の背を火であぶり、目イボをこする。
(市内全域・北九州)

大豆をまぶたにはさんで井戸端に立ち、「大豆かと思うたら目イボが落ちたよ」という。
(小月)

「大豆かと思うたら目イボが落ちたよ、惜しも惜し」と大豆を井戸に落としながら三回唱える。
(王司・内日・北九州)

ハブソウを濃いめに煎じて飲む。


「下関の民俗知識」中西輝麿著より

Posted on 2016/12/25 Sun. 10:00 [edit]

category: 下関の民俗

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下関の民俗 呪的療法1 

呪的療法1


《幼児の夜泣き》

雄鶏の絵を荒神様または寝所に貼る。
夜泣き地蔵さんに、お線香をたいて夜毎にお願いする。
(長府・彦島・安岡)

黒井の杜屋神社の川を掃除すると効果がある。

《子供のチンチンの先またはきんたまの腫れ》

ミミズを水で洗って、もといたところに逃がしてやる。
(市内全域)

火吹竹で、はれのところを吹く。
(六連島)

《子供の疳 虫きり》

虫きりの呪いをする。
オンキリ、オンバタ、オンバタ、オンバタと三回、アブラウンケンソウラバラ テイと唱え、男なら左、女なら右手ののひらに鬼という字を三回書き、一、二、三分握らせ、あと清水で洗い落とす。
白または青色の虫がどんどん出る。数時間、または毎日、繰り返し行う。
(蓋井島)

大豆を年の数ほど真っ黒く煎り、豆腐一丁、油揚二枚持って、伊崎町の鈴ヶ森稲荷に参り、豆腐と油揚は神前にお供えし、大豆は雨だれの落ちる軒下に埋め、この大豆から芽が出るまで、子供の疳が治りますようにとお願いする。
願望成就疑いなし。
(清末)


「下関の民俗知識」中西輝麿著より

Posted on 2016/12/24 Sat. 09:52 [edit]

category: 下関の民俗

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下関の民俗 湯治 

湯治


湯谷の久保熊寺宅で鉱泉を沸かしていた。

員光湯場温泉(別名員光温泉)
効能は神経痛、リュウマチ、特に火傷、できもの、あせも、石灰かぶれなどに非常によく効き、長府・清末・小月・勝山・内日など近辺より入湯客が多数あった。

吉見・畑の湯(冷泉)
効能は、あせも、切傷。
現在も吉見上町にある。

神経痛は俵山、胃腸は大分湯平に行った。

腰痛は別府、俵山へ行った。

神経痛、リューマチ、休養のために十日から二十日くらいの予定で、米、味噌、醤油持参で別府鉄輪に行った。

吉見永田の石風呂へ行った。

皮膚病には俵山の下の湯へ行った。
神経痛、リューマチは俵山へ行った。

皮膚病には吉見の冷泉に、火傷には吉見の里に家伝薬を求めに行った。


「下関の民俗知識」中西輝麿著より

Posted on 2016/12/24 Sat. 09:46 [edit]

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24

下関の民俗 民間治療法31 

民間治療法31


《カンノムシ》

イナゴの黒焼きを食べさせる。
(安岡・内日・蓋井島)

アカガエルを焼いて食べさせる。
(秋根・彦島)

入道草を煎じて飲ませる。
(内日・彦島)

《小便の出が悪いとき》

スイカまたはキササゲの実を煎じて飲ませる。
(秋根)

アケビの葉の干したのを煎じて飲ませる。
(内日)

《婦人病》

カゴ草を陰干しにして煎じて飲む。
(小月・内日 )

干した大根の葉の湯で腰湯する。
(小月・彦島・内日)

サフランの汁を飲む。
(王司・秋根・旧市内・安岡・彦島・内日)

ヨモギの葉を入れ腰湯する。
(彦島)

《フグ中毒》

砂や土に首だけ出して埋め、汚物(人糞)を食べさせる。
(王司・安岡)

砂に首まで埋め、日本蝋を口にたらしこむ。
(彦島)


「下関の民俗知識」中西輝麿著より

Posted on 2016/12/23 Fri. 09:21 [edit]

category: 下関の民俗

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下関の民俗 民間治療法30 

民間治療法30


《トビヒ》

墨を塗る。
(安岡)

《水虫》

ホウロクに塩を入れ足を入れて温める。
(彦島)

酢につける。
(旧市内)

ヨモギの葉をくすべて患部をかざす。
(内日)

《火傷》

ジャガイモのおろし汁をつける。
(小月)

醤油をつける。
(彦島)

アロエの汁をぬる。

まず水で冷やし、アロエ、またはジャガイモをすりおろしてつける。
または冷たい小便で洗うと痛みが止まる。
(蓋井島)

吉見上町の畑の湯(冷泉)に入る。
あせも、切り傷にも効く。
(吉見)


「下関の民俗知識」中西輝麿著より

Posted on 2016/12/23 Fri. 09:15 [edit]

category: 下関の民俗

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23

下関の民俗 民間治療法29 

民間治療法29


《ひょうそ》

ツワブキを塩でもみ、患部に巻きつけて、竹の皮で覆い包帯をする。
(小月・内日)

《オデキの吸い出し》

ドクダミの葉を火であぶり、患部に貼る。

杉の木のヤニを貼る。

牛の歯落(野草)をもんで、オデキの頭につけておくと、すぐ穴があく。
(蓋井島)

舟虫と麦飯を合わせて貼るとよい。
(蓋井島)

《あせも》

潮あびをする。

モモの葉を入れた湯、または塩水で行水する。

《わきが》

焼きミョウバンを脇にすり込む。
(王司・長府・安岡・彦島・内日)

《インキン・タムシ》

ヌカ油を塗る。
(王司・長府・秋根・彦島)

墨をこくすって患部に塗る。
(王司・彦島・内日)

タズの葉を汁をつける。
(内日)


「下関の民俗知識」中西輝麿著より

Posted on 2016/12/22 Thu. 14:57 [edit]

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下関の民俗 民間治療法28 

民間治療法28


《イボ》

ナスのへたでこする。

ハトムギを食べる。
(長府)

《シモヤケ》

ショウガの葉か、松葉を煎じて患部をひたす。

《そこまめ》

タバコの灰と麦飯を練り合わせ患部に貼る。
(蓋井島)

《腫れもの》

ヒルに膿を吸わせる。

ヒガンバナの球根をつぶして塗る。
(王司・秋根・安岡・彦島)

水仙の球根をすりつぶし、メリケン粉と酢をまぜ布にぬって貼る。
(六連島)

ドクダミを用いる。

《水ぼうそう》

谷ガニを布に包んでつぶし、その汁をぬる。
(小月・王司・内日)

大根の葉をすって、それを患部に貼り付ける。
(彦島)


「下関の民俗知識」中西輝麿著より

Posted on 2016/12/22 Thu. 14:47 [edit]

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下関の民俗 民間治療法27 

民間治療法27


《子供のひきつけ》

柿のヘタの黒焼きと黒砂糖を煎じて飲ませる。
(彦島・内日)

ユキノシタをもんで汁を飲む。
(旧市内・秋根・彦島)

現在または過去に使ったことのあるキセルの吸い口を子供の口に差し込み、水を吹き込んでやる。
(蓋井島)

《赤子の体毒下し》

生まれてすぐ、授乳前にフキの根を煎じて飲ませる。
(吉田・清末・彦島・内日・六連島・蓋井島)

授乳前にフキの根を煎じたのを親が飲む。
(小月)

神田の善勝寺の家伝薬「五香」を産後、母子とも第一番に煎じて飲む。
(秋根)

海人草の煎じ汁を飲ませる。
(蓋井島)

《ハゼまけ》

油揚げで患部をこすり、後でその油揚げを食べる。

《ホロセ》

ホウセンカの白い茎を干したものを煎じて飲む。
(秋根)


「下関の民俗知識」中西輝麿著より

Posted on 2016/12/22 Thu. 10:31 [edit]

category: 下関の民俗

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下関の民俗 民間治療法26 

民間治療法26


《指のさかむけ》

ハゼの葉の乳をすり込む。
(小月・王司・内日)

《寝小便》

オンドリのトサカを黒焼きにして飲む。
(清末)

ミミズを煎じて飲む。
(王司・秋根・吉母・内日)

真宗の墓の苔を取って、煎じて飲ませる。
(彦島)

《ハシカ》

伊勢海老の殻を煎じて飲む。

麦の穂を煎じて飲む。
(蓋井島)


「下関の民俗知識」中西輝麿著より

Posted on 2016/12/22 Thu. 10:26 [edit]

category: 下関の民俗

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