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彦島のけしき

山口県下関市彦島から、風景・歴史・ものがたりなど…

下関弁辞典 9 

うち

[意味]  私。自分を指すときに使う。(女性が使用する)
      ”うちら”で私たちの意味。
[例文]  うち、好きっちゃ。
[訳]   わたし、好きなんです。


ようけ

[意味]  たくさん、多く
[例文]  魚をようけもらった。 
[訳]   魚をたくさんもらった。。
[補足]  下関市出身の松本さんの情報提供により追加...1998/08/07


ぶと

[意味]  ぶよ
[例文]  ぶとに刺されて、いとうていけんっちゃ。 
[訳]   ぶよに刺されて、いたくてしょうがない。
[補足]  下関市出身の津森和治さんの情報提供により追加...1997/09/15


のー

[意味]  問いかけるときに語尾に付ける。
[例文]  ほんとかいのー? 
[訳]   本当かい?


すいばり

[意味]  板などを持ったときに刺さるとげのこと
[例文]  いてー、すいばりが刺さった。
[訳]   いてー、とげが刺さった。
[補足]  下関市出身、岡山在住、23歳の匿名希望さんの情報提供により追加...1997/01/25


「下関弁辞典」より転載

Posted on 2017/10/19 Thu. 10:17 [edit]

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19

下関弁辞典 8 

わや

[意味]  むちゃ。むちゃくちゃ。度が過ぎること。
[例文]  わややのー。 
[訳]   むちゃだね。


みてる

[意味]  なくなる。
[例文]  もう醤油がみてたけー、買いにいかんといけん。 
[訳]   もう醤油がなくなったから、買いにいかなければならない。
[補足]  下関市出身の加藤久美子さんの情報提供により追加...1996/11/24


なば

[意味]  きのこ(茸)。
[例文]  今晩、なば煮ちゃろういね。
[訳]   今晩、きのこを煮てあげましょう。
[補足]  下関市出身の羽鳥聡さんの情報提供により追加...1997/03/21


しょうたれ

[意味]  生活習慣がだらしなく、整理整頓が出来ない性格
[例文]  しょうたれやのー。
[訳]   だらしないなー。
[補足]  下関市出身の松本さんの情報提供により追加...1998/05/19


おかぶ

[意味]  おしり
[補足]  下関市長府出身の稲田俊倫さんの情報提供により追加...1998/05/19


「下関弁辞典」より転載

Posted on 2017/10/18 Wed. 09:53 [edit]

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18

下関弁辞典 7 

いけん

[意味]  だめ、うまくいかない
[例文]  てんでいけん。 
[訳]   全然だめだ。
[補足]  山口県の林道ライダーさんの情報提供により追加...2000/01/15


たっける

[意味]  叫ぶ。叫んであることをうったえる。
[例文]  まだ、あの辺に見えよるけー、そっからたっけってみい。 
[訳]   まだ、あの辺にいるので、そこから叫んでみなさい。
[補足]  下関市出身の羽鳥聡さんの情報提供により追加...1996/10/05


~まー、~まーや

[意味]  ~するまい。~しないでおこう。
[例文]  そんなこと、言うまーやー。 
[訳]   そんなこと、言わないでおこー。
[補足]  下関に住んでいた吉水祐子さんの情報提供により追加...1997/01/25


ゆうな

[意味]  空いている。楽な。
[例文]  月曜日と水曜日だったら、この病院はどっちがゆうなんかねぇ?
[訳]   月曜日と水曜日だったら、この病院はどっちが空いていますか?
[補足]  下関市出身の加藤康子さんの情報提供により追加...1997/05/03


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Posted on 2017/10/17 Tue. 10:35 [edit]

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17

下関弁辞典 6 

ろーま

[意味]  春菊
[例文]  ろーまって食べれるん?
[訳]   春菊って食べれるの?
[補足]  下関市出身の松本さんの情報提供により追加...1998/05/19


まっつい

[意味]  そっくり。うりふたつ。
[例文]  あの兄弟は、ほんと顔がまっついっちゃ。 
[訳]   あの兄弟は、ほんとに顔がそっくりなんだよ。
[補足]  下関市出身の伊丹明彦さんの情報提供により追加...1997/04/23


のうなる

[意味]  なくなる
[例文]  もう金のうなったっちゃ。 
[訳]   もう金無くなったってば。
[補足]  下関市出身の津森和治さんの情報提供により追加...1997/09/15


しゃっち

[意味1]  毎度、いつも、しょっちゅう
[例文]  しゃっちそねーなこと言いよる。 
[訳]   いつもそんなことを言っている。
[意味2]  絶対
[例文]  しゃっちせん。
[訳]   絶対しない。
[補足]  下関市のTakeshi nishiyoneさんの情報提供により追加...2000/01/15


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Posted on 2017/10/17 Tue. 09:41 [edit]

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17

下関弁辞典 5 

さんはい!(さんのーがーはい!)

[意味]  せーのー!(皆でタイミングを合わせるときの掛け声)
[補足]  宇部市出身のthunder-birdさんの情報提供により追加...2000/04/23


はぁ?

[意味]  えー?、何?(人が言ったことに対して聞き返す時などに使う)
[例文]  はぁ? もう1回言って。 
[訳]   何? もう1回言って。
[補足]  下関市出身の安光伸江さんの情報提供により追加...1999/04/04


ぬすくる、ぬする、ぬすくりつける

[意味]  体の一部にクリーム等粘性のものが付着したときに、それを取るために、体の一部を柱やシートなどにこすりつけるに行為。
[例文]  (父が子に)こらっ、お父さんの服にはなくそぬすくりつけんで! 
[訳]   こらっ、お父さんの服にはなくそをすりつけないで!
[補足]  下関出身の藤永幹清さんの情報提供により追加...1997/01/10


ようそけない

[意味]  だらしない格好
[例文]  なんじゃ、そのなりは、ようそけないことすんな。
[訳]   なんだ、その格好は、だらしない格好するな。
[補足]  下関市出身の羽鳥聡さんの情報提供により追加...1996/10/05


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Posted on 2017/10/16 Mon. 10:45 [edit]

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16

下関弁辞典 4 

ちゃんちゅう

[意味]  指でピンと頭などをはじくこと
[補足]  下関市出身の池田信彦さんの情報提供により追加...1999/03/28


びんびく

[意味]  肩車
[補足]  下関市出身の川口京子さんの情報提供により追加...1999/03/28


やおい

[意味]  やわらかい。
[例文]  こんなやおい肉、はじめて食べたっちゃ。
[訳]   こんな柔らかい肉、初めて食べたよ。
[補足]  下関出身の加藤康子さんの情報提供により追加...1996/11/24


あおじ

[意味]  あおあざ
[例文]  さっき、机のかどでぶつけたところがあおじになっとる。
[訳]   さっき、机のかどでぶつけたところが青あざになってる。
[補足]  下関市出身の加藤久美子さんの情報提供により追加...1996/11/24


それなほっちゃ

[意味]  そうなんだよ。(主として男性が使用する)


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Posted on 2017/10/14 Sat. 12:39 [edit]

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14

下関弁辞典 3 

あさのとっぱち

[意味]  朝っぱら(早朝)
[例文]  あさのとっぱちからうるそーすんな。
[訳]   朝っぱらから騒々しくするな。
[補足]  下関市出身の金崎宏さんの情報提供により追加...2012/9/18


かばち

[意味]  口が達者なこと。
[例文]  あんたぁ、かばちぃばっかたれちょらんと、ちぃたあ、手ぇうごかしーね。
[訳]   あなたねえ、減らず口ばかりたたいていないで、少しは、実際に仕事をしなさいよ。
[補足]  下関市出身の羽鳥聡さんの情報提供により追加...1997/02/27


たう

[意味]  とどく。
[例文]  このベルトたう? 
[訳]   このベルトとどく?
[補足]  厚狭郡山陽町出身の岩田さんの情報提供により追加...1996/05/07


ねぶる

[意味]  舐める。
[例文]  べろべろねぶる。
[訳]   べろべろ舐める。


われ

[意味]  おまえ。(立腹時に使用する。)
[例文]  ぶち殺すど、われ。 
[訳]   ぶっ殺すぞ、おまえ。


「下関弁辞典」より転載

Posted on 2017/10/14 Sat. 12:05 [edit]

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14

下関弁辞典 2 

ぶち

[意味]  とても。すごく。
[例文]  ぶちかっこえー。 
[訳]   すげーかっこいー。


ぶり

[意味]  とても。すごく。(ぶちよりも強い)
[例文]  ぶりかっこえー。 
[訳]   すげーかっこいー。


ぶりくそ

[意味]  とても。すごく。(ぶりよりも強い)
[例文]  ぶりくそかっこえー。
[訳]   すげーかっこいー。
[補足]  下関市彦島出身のMi./toMitaさんの情報提供により追加...2000/04/23


まぶり

[意味]  とても。すごく。(ぶりよりも強い)
[例文]  まぶりかっこえー。 
[訳]   すげーかっこいー。
[補足]  宇部市出身の岡田さんの情報提供により追加...1995/09/09


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Posted on 2017/10/13 Fri. 09:12 [edit]

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13

下関弁辞典 1 

みそくそ

[意味]  めちゃくちゃ
[例文]  そりゃあ、みそくそじゃーや。
[訳]   それでは、めちゃくちゃじゃないですか。
[補足]  下関市出身の金崎宏さんの情報提供により追加...1998/03/02


しかぶる

[意味]  (うんちやおしっこを)漏らす。
[例文]  こいつ、うんちしかぶっちょる! 
[訳]   こいつ、うんち漏らしてる!
[補足]  下関市出身の内田政樹さんの情報提供により追加...1996/09/11


そうなほっちゃ

[意味]  そうなんだよ。
[補足]  下関に住んでいた吉水祐子さんの情報提供により追加...1997/01/25


「下関弁辞典」より転載
http://www5b.biglobe.ne.jp/~hakuno/hougen.htm

Posted on 2017/10/12 Thu. 09:08 [edit]

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12

豊関ことばについて 12 

豊関ことばについて 12

だから、方言は閉鎖的でありながら、その使われる土地によっては実に開放的で流動性の一面も持っている。

他国との交流の激しかった下関では、前述の諸国の言葉を享受し、その見返りとして下関弁を放出した。
そして、言葉の交流はすなわち文化の交流につながり、民族意識の壁を取り除いていったに違いない。

つまり、方言は、地方文化育成の担い手であり、その土着民の誇りとともに生き続けてきたのであった。
それが、いつの頃からか、都会に出て行く者にとっての劣等意識となり、マスコミなどの影響を受けて、急速に消滅し始めたのである。

国語の乱れが云々される今、方言の見直しも、真剣に取り組む時期に到達していると言えよう。


冨田義弘著「下関の方言」赤間関書房刊より

Posted on 2017/10/11 Wed. 09:19 [edit]

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11

豊関ことばについて 11 

豊関ことばについて 11

もっとも、方言とは、その土地、あるいは、その地方に伝わる日常語であっても、地域的な感覚を抜け出て、広く共通する面も持っているようである。

そのような言葉も探せばかなりあるようだが、例えば下関近郊では、下水や溝のことを「ゴートロ」と言う。
東北地方や信州をなどに旅すれば、「川渡」と書いて「ゴート」とか「カード」と読ませる土地が多い。
これらの土地は川の淀みや、二つの川の出合いを抱えているという共通性があって、大きな川を持たない下関では下水や溝がこれに相当する。

だから「ゴートロ」とは「川瀞」と書けば実にふさわしく、その「瀞」というのは。滝に落ちんとしてたたえた静かな水の状態であってみれば、下水を呼ぶになかなか言い得て妙である。

これらの地域を離れた言葉は、北陸、山陰、壱岐、対馬に共通するものが多い。
それは、やはり下関という土地柄、つまり北前船の寄港地であったことと、長州と対州の密接な関係によるもなどが考えられる。


冨田義弘著「下関の方言」赤間関書房刊より

Posted on 2017/10/10 Tue. 10:05 [edit]

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10

豊関ことばについて 10 

豊関ことばについて 10

その四 方言の良さ

標準語と方言を比較した場合、言語的に優れているのは「方言」だという。
勿論、方言には言文一致という利点は無いが、土の匂いのするお国ことばには、地方文化を育成し指導してきた誇りが感じられる。
つまり、歴史の古さによる体温である。

言語というものは、その使いこなされた歴史の古さによって、意味するものが複雑化してくる。
だから、一つの言葉であっても、五つも六つも違った意味に使い分けられ、解説なしで通じる便利さがある。
それは標準語にも言えることだが、方言には、あたたかさ、やさしさ、いたわりが加わる。
やはり、言葉としての古さが、連結発音を作り出しているのであろう。

明治以降の軍隊用語は、陸軍が長州言葉で、海軍が薩摩言葉を基調としたものであった。
それはいささか殺伐としていて、ギクシャクした感じが無いでもなかったが、第二次世界大戦の頃には、実に調子よく軍人言葉らしい雰囲気を醸し出していた。
恐らく、長州と薩摩の言葉の古さからくる感じ方であったに違いない。


冨田義弘著「下関の方言」赤間関書房刊より

Posted on 2017/10/10 Tue. 09:12 [edit]

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豊関ことばについて 9 

豊関ことばについて 9

非常にアクセントの強い言葉で、それでいて、どことなく、雅やかな響きがあった。
その上、田ノ首ことばによる老人たちの会話は、彦島に住んでいる者にさえも通じないことが多かった。

アクセント… その抑揚の激しさは、例えば、驚いた時に発する「オリョリョー」という感嘆詞の一種にも見ることが出来る。

この言葉は、北浦地方に土地の名を折り込んで
「矢玉タアタア、和久チューチュー、湯玉オリョリョー、小串ナッチュマアエエ」
という言葉遊びがあるので、湯玉やその近辺でも使われているはずだが、田ノ首の「オリョリョー」には、まるでソプラノ歌手によるアリアのような響きがあった。

この抑揚ぶりを文字で表現するのは極めてむずかしい。
一字ごとに説明すれば「オォ」と少し下がって「リョ」とやや上がり、次の「リョー」は犬があくびをするように驚きを強調して高く突き放してしまう言い方であった。

今、田ノ首ことばは、殆ど滅びてしまった。
七十歳以上の老人を集めて何時間も好き勝手なことを喋らせれば、案外、なつかしいアクセントの数々と、田ノ首方言が出てくるかもしれないが、テレビによる影響もあって、標準語に慣れてしまった現在では、それもむずかしい話ではないだろうか。


冨田義弘著「下関の方言」赤間関書房刊より

Posted on 2017/10/09 Mon. 11:50 [edit]

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09

豊関ことばについて 8 

豊関ことばについて 8

その三 田ノ首ことば

年々失われつつある下関とその近郊のことばの中で、最も惜しいと思われるのは「田ノ首ことば」であろう。

田ノ首は彦島の南端にあって小倉の延命寺と対峙する半農半漁の小さな村であったが、今では林兼造船の第三工場があり、広大な宅地造成などによって大きく拓けようとしている。

もともとこの地は、平家の落人部落だと伝えられ、同じ彦島の中でも閉鎖的で、島内他地区との交流はほとんどなかった所である。
そして、生活圏も門司の大里や小倉、若松のそれに入っていたようで、田ノ首の農家の人たちは、つい三十年前までは、小舟で九州に向かって物売りに出かけていた。
その上、藩制時代のある時期には、彦島のうち田ノ首だけが豊前藩によって支配されていたふしもある。

そのせいかどうかは知らないが、田ノ首ことばには九州弁のニュアンスがあったと惜しむ人も居るくらいである。

私には、田ノ首ことばに九州弁のイメージはダブらないが、しかし、確かに変わった語感があって、それが失われてしまったのが、残念でならない。


冨田義弘著「下関の方言」赤間関書房刊より

Posted on 2017/10/09 Mon. 11:01 [edit]

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豊関ことばについて 7 

豊関ことばについて 7

むかし、伊崎、安岡、安岡、吉見あたりの漁師たちは、
「オダンダーワッチは島でも聞くが、ワシらは沖ィ出て波に聞く」と唄ったものだという。
「オダン」「ダー」「ワッチ」は、いずれも、「私」という意味である。
「オダン」は、主として男性が用い、「ワッチ」は女性、あるいは老人用語であった。
使用範囲は下関全域と北浦、菊川、西市、小月と、かなり広い。

しかし、この場合の「ダー」だけは彦島の海士郷と田ノ首の漁師の間でのみ使われていた。
同じ彦島でもこの二地区以外では全く聞かれなかった「ダー」という一人称は確かに珍しい言葉で、
「オダン・ダー・ワッチは島ことば」
とも唄われたというその背景には「ダー」を使う島びとに対する優越感があったのかもしれない。
しかし、今、海士郷に行って古老を訪ね「ダー」を聞こうとしても、とうてい無理であろう。
それほど方言は、急速にすたれつつある訳だ。


冨田義弘著「下関の方言」赤間関書房刊より

Posted on 2017/10/08 Sun. 10:51 [edit]

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